2013年11月9日土曜日

お前らが名文だと思った小説の一文教えてくれ

1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:27:08.23 ID:Aok2FaA60

その一文だけで読みたくなるようなやつ




4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:28:30.63 ID:gcIuspdN0

長い歳月が流れて銃殺隊の前に立つはめになったとき、恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、父親のお供をして初めて氷というものを見た、あの遠い日の午後を思いだしたにちがいない。




5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:28:54.56 ID:hunFuWfC0

>>4
百年の孤独おつ




9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:30:46.18 ID:Aok2FaA60

>>4
おお、いいね
いきなりこんな良文読めるとは思わなかった




185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 08:46:51.87 ID:Z1C8pOx60

>>4
読んでるうちは全然印象残らないけど
こうやってみるとずいぶん感慨深い




7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:29:48.36 ID:VRjk1Y9p0

月並みだけど吾輩は猫であるが好き




8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:30:25.69 ID:JZdHsEtt0

まずコンパスが登場する。彼は気が狂っていた。




14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:35:06.52 ID:EioO1Fc60

>>8
筒井康隆の虚構船団だっけ




10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:31:13.62 ID:ctTXT8Fx0

……泣き死ねばいいんだね




175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 08:13:14.67 ID:MSLjQkm1P

>>10
亀だけど、
くるぐる使い




16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:35:17.90 ID:7BXc/HIu0

なにが同じなのだろう。ああ、そうか。彼はすぐわかった。これは、地球の生活と同じなのだ。
いつあらわれるかしれない死。自分で毎日、死の原因を作り出しながら、その瞬間をたぐり寄せている。
ここの銀の玉は小さく、そして気になる。地球のは大がかりで、だれも気にしない。それだけの、ちがいだった。
なんで、いままで、このことに気がつかなかったのだろう。




19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:37:15.37 ID:Aok2FaA60

>>16
すげえ
読みたくなる




21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:38:29.77 ID:QZu/84Fli

>>16
あ、これは知ってる
星新一だ




17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:35:57.39 ID:eRZXADYY0

生れて、すみません




27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:46:59.45 ID:KhqLpNq40

>>17
「二十世紀旗手」やな




18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:36:15.38 ID:QZu/84Fli

お前ら文章だけでどの作品かわかるのかすげえな




20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:37:40.71 ID:Ntjuo6o50

>>18
書けといわれると書けないけど、見ればわかるのもあるだろ?




23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:41:27.41 ID:keF8UeNM0

神に問う。信頼は罪なりや




201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 09:18:45.76 ID:bgMKWe0S0

>>23
人間失格だよな?




24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:42:00.29 ID:2Si2qf1I0

どこにいるのかは問題ではありません。会いたいか、会いたくないか、それが距離を決めるのよ




60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:24:11.28 ID:FUPQ9HKji

>>24
森博嗣良いよな




25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:42:53.03 ID:fsc6RKJB0

「サヨナラの挨拶をして、それから殺して下さるものよ。私もサヨナラの挨拶をして、胸を突き刺していただいたのに」




193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 09:06:18.16 ID:dl+CM7Ek0

>>25
夜長姫と耳男
何よりも好きな小説だ。ここで見られて嬉しい




29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:47:26.59 ID:Aok2FaA60

お前ら良い文章知ってるなあ
というかそれを選ぶ感性がいいな




30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:48:47.96 ID:7BXc/HIu0

けがれを知らない女。男を知らない女。殺すことも知らない女。雪女は、殺すなどという、なまやさしいことは知らないのだ。




32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:52:14.12 ID:4iuQdIKNI

夜明けの灰色の空がやがて雪に変わり、音もなく降り落ちてきた。
冷たい風に顔を打たれ、歩道を一歩一歩踏みしめながら、俊介は自
分がいっそう困難な局面に向かって突き進んでいるような気がした。
雪は頭上をきりもなく風に運ばれていく。息が切れ、膝が震えてき
た。それにしてもひどく重たかった。




33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:52:55.94 ID:2VZgms3G0

メロスは激怒した




34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:53:28.19 ID:cvKBY6up0

コーヒーに不純物を入れることは、コーヒーを冒涜する行為である。

内容には全く関係無いが、ミルクや砂糖を不純物と表現したのがなんか印象に残ってる




89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:07:45.05 ID:zmmnxBYI0

>>34
森博嗣か




37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:58:00.35 ID:EioO1Fc60

絶望的なまでに痛ましいのは、私のそばにロリータがいないことではなく、
彼女の声がその和音に加わっていないことなのだと。




64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:30:55.96 ID:EqyrBjL10

>>37で思い出したが、ロリータの書き出しは秀逸
ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。
舌の先が口蓋を三歩さがって、三歩めにそっと歯を叩く。ロ。リー。タ。




66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:32:26.67 ID:58fJyW1ii

>>64
英語だとLoで舌が一番奥、Liで真ん中、Taで一番先を叩くのでとても言いやすいらしい




75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:43:37.55 ID:EqyrBjL10

>>66
へえ知らなかったわ、といいつつ発音してみる
なんとなくネイティブの気持ちがわかったような気がする
このロリータって言葉、ガンダムに匹敵する語感の良さだと思う




38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:58:10.98 ID:EqyrBjL10

「チキショウ、この世にはきれいなものもありやがるわい」彼は言った。「本当にきれいなものだ。脱線するのは、ぼくたちがみんなバカだからさ。いつも、いつも、すべてを薄汚いエゴのせいにする」
ちょうどそのとき、彼の背後で、フラニーが虚心坦懐に鼻をかんだ。




47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:05:19.26 ID:Aok2FaA60

>>38
これいいな




39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 03:58:45.99 ID:QZu/84Fli

じゃあ俺も
清潔なものは必ず汚され、白いシャツは必ず鼠色になる。人々は、残酷にも、この世の中では、新鮮、清潔、真白、などというものが永保ちしないことを知っている。だから大いそぎで、熱狂的にこれを愛し、愛するから忽ち手垢で汚してしまう。




47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:05:19.26 ID:Aok2FaA60

>>39
三島由紀夫か




56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:18:45.22 ID:PxEeqdjR0

>>39
奔馬かと思ったら、行動学入門だった
意外と読んだ文章覚えてないんだよな…




44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:01:57.76 ID:hC44t/ov0

するどいサーブだ。多崎つくるく●にアドヴァンテージ




48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:05:40.03 ID:Vw24D/Jd0

>>44
なんとか耐えてきたけどそこで本ぶん投げた




52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:13:48.24 ID:oZuoFtAM0

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった




55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:17:14.38 ID:jtg+z6oy0

>>52
そこよりもそのちょっと後の鏡のくだりが美し過ぎるんだよなぁ
本文忘れてしまったけど




59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:24:04.11 ID:h+giV4Ed0

永遠の秘密を認める首肯であった




61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:27:23.16 ID:Ntjuo6o50

>>59
東野か?




63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:30:43.16 ID:h+giV4Ed0

>>61
そう
いきなりクライマックスだが




65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:32:12.44 ID:P/W/QzOw0

我慢しろ、ぼくらが駆けつけてやる!ぼくらのほうから駆けつけてやる!ぼくらこそは救援隊だ!

クッソかっこいい




67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:34:14.81 ID:Aok2FaA60

>>65
人間の土地大好きだわ
いいよな




68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:35:15.92 ID:QZu/84Fli

お前らを甘くみてたわ
読書家多いのな




69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:37:36.96 ID:EioO1Fc60

就職で電車通勤始めてから読むようになった
安くて長持ちするという貧乏人な発想で最初は読んでた




73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:42:23.91 ID:Aok2FaA60

>>69
電車で読書はほんと捗るよな
時間が限られてるからか一番集中できる




70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:38:21.67 ID:P/W/QzOw0

楽しいことばかりじゃないのに、辛いことのほうが多いのに、生きていてくれて本当にありがとう。

これもクッソ熱くてカッコいい
ただ長いのが難点




73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:42:23.91 ID:Aok2FaA60

>>70
お前とは趣味が合いそうだからそれ読んでみよう
他にもググって特定できた作品は必ず読む
かなり収穫になったわお前らありがとう




76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:44:27.28 ID:P/W/QzOw0

>>73
幽霊人命救助隊やで
斜に構えたエンタメじゃなくてストレートに熱いタイプの長編




81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:48:33.82 ID:Aok2FaA60

>>76
サンクス
その一文が出てくるのをワクワクしながら読むわ




72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:41:27.51 ID:PxEeqdjR0

詩人になるためには何か監獄みたいなものの事情に通じている必要がある




74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:42:48.80 ID:+a2f5IZOO

>>72
タイトル教えてくれ




77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:45:15.71 ID:PxEeqdjR0

>>74
トーマス・マンの『トニオ・グレエゲル』だよ




79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:46:25.29 ID:+a2f5IZOO

>>77
ありがとう。マンは手をつけてないから読んでみるよ




78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:45:40.27 ID:QZu/84Fli

ものがたりの出来不出来に関わらずなんかこうガツンとくる一文ってあるよな
あれに出会うのが読書の最高の喜び




81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:48:33.82 ID:Aok2FaA60

>>78
なんでもない簡単な表現だったりしてもなんかこう胸にくるのってあるな




85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 04:57:34.75 ID:WXRN9URSi

話が面白い作家より文章が上手い作家の方が何度も読みたくなる




87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:03:49.81 ID:P/W/QzOw0

>>85
ミステリだとトリック楽しむのに2回くらい読んでそのままってのが多い気が
感情移入できるタイプの小説だとヤバい何回でも読む




90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:10:48.66 ID:WM0OetQ5O

あたしはあなたで良かったわ。いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。いつもいつも。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ




94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:14:14.98 ID:WXRN9URSi

>>90
おまえロマンチックなやつだな
文章の好みでそいつの人間性が垣間見えるようで面白いなこのスレ




120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:38:24.95 ID:3DgG2lSx0

>>90
凄く気になった
買って読むわ




123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:43:26.31 ID:WM0OetQ5O

>>120
恩田陸のライオンハートです
スルメ味、読めば読むほどって感じ




91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:11:10.50 ID:gBnLtKPhO

中尉の目の見るとおりを、唇が忠実になぞって行った。
その高々と息づく乳房は、山桜の花の蕾のような乳首を持ち、
中尉の唇に含まれて固くなった。




95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:14:46.71 ID:WM0OetQ5O

>>91は何だ?




101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:20:29.73 ID:gBnLtKPhO

>>95 三島由紀夫




104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:23:19.15 ID:Qbk6iieJ0

このあらすじはワロタ
おれの名前はヴィンセント・ルビオ。ロサンジェルスが根城のケチな私立探偵だ。
つまらない仕事のかたわら、謎の死を瑞げた相棒アーニーの死因 を探っている。
そんなおれを“評議会”がけむたがっているのは承知の上だ
ところでおれは、人間じゃない。
人間の皮をかぶり、人間にまぎれて暮らしているヴェロキラプトル―恐竜だ。
ああ、 それにしても昔はよかった…。
世界中で熱狂の渦を巻き起こした恐竜ハードボイルド。




106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:26:31.17 ID:WM0OetQ5O

「目の前で、子供が泣いてるとしますよね。銃で誰かに撃たれそうだとしますよね。その時に、正義とは何だろう、とか考えててどうするんですか?助けちゃえばいいんですよ」




110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:30:31.51 ID:QiGYPd5x0






113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:31:34.16 ID:EioO1Fc60

>>110
イズル先生はもう許してやれ・・・




115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:33:31.03 ID:M28tISQn0

「俺は今日からマークスだ! マークス! いい名前だろう!」




124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:43:37.60 ID:Ntjuo6o50

>>115
マークスの山だな
今読んでんだよ




127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:46:02.94 ID:M28tISQn0

>>124
文庫のほう? 合田雄一郎をはじめとする七係の面々いいよな




128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:47:27.10 ID:Ntjuo6o50

>>127
文庫で読んでる
ちょっと落ち着いて時間取れなくて刑事のキャラがあやふやになってきてて困ってるわ




122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:41:37.66 ID:Aok2FaA60

こんなに良い文章のある本が世にたくさんあると思うとワクワクするけど途方も無い気分になるな
1冊読むのに時間かかるんだよなあ俺




126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:45:28.09 ID:wERvl6DE0

>>122
死ぬまで暇になれないと考えればいいだろ
速読できるやつでも文庫本だけでさえ全部読めるわけじゃないし




129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:47:54.25 ID:rTCmiFob0

美しい眼、美しい手、美しい髪、
どうして俗悪なこの世の中に、こんなきれいな娘がいるかとすぐ思った。
誰の細君になるのだろう、誰の腕に巻かれるのであろうと思うと、
たまらなく口惜しく情けなくなってその結婚の日はいつだか知らぬが、
その日は呪うべき日だと思った。




133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:51:36.26 ID:WM0OetQ5O

>>129さん教えてください

男目線での思考とか意見の文章を書かれると興味惹かれちゃうわ…




134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:53:45.50 ID:rTCmiFob0

>>133
少女病 田山花袋




136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 05:55:26.34 ID:WXRN9URSi

田山花袋いいよな
田舎教師とか好きだ




138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 06:03:04.20 ID:WM0OetQ5O

そうやって、賢いフリをして、何が楽しいんですか。この国の大半の人間たちはね、馬鹿を見ることを恐れて、何もしないじゃないですか。馬鹿を見ることを死ぬほど恐れてる、馬鹿ばっかりですよ




141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 06:04:45.26 ID:Ntjuo6o50

>>138
砂漠か
あれはおもしろかったわ




143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 06:09:38.67 ID:WM0OetQ5O

>>141
面白かったよね、伊坂さんってだけで読まず嫌いする人もいるけど個人的にあれは感銘受けた




139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 06:03:24.58 ID:WXRN9URSi

若い人の清純な心中が、忽ち伝説として流布され、「恋愛の永遠性」や「精神の勝利」の
証左にされるのは、少なくともこのやうな架空の幻影のために彼らが身命を賭したといふ
誠実さの証拠にはなる。といふのは、「恋愛の永遠性」や「精神の勝利」なるものは、
生きてゐようが、自殺してみようが、心中してみようが、青春といふ肉体的状態にとつては
不可能な文字なのであつて、青春のあらゆる特質と矛盾する性質のものであるから、
それゆゑに、さういふものは美しいのである。

三島由紀夫、心中論




143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 06:09:38.67 ID:WM0OetQ5O

>>139
言い得て妙なりだなぁ
昔の人は物凄く考えて、頭の中で考えたそれらをきちんと言語化できてるんだからすごい。




144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 06:12:24.39 ID:oVvdNe7t0

しかし、それは嘘だ。彼女の心の奥の奥には、もっと違った、もっと恐ろしい考えが存在していなかったであろうか。
彼女は、彼女の夫をほんとうの生きた屍にしてしまいたかったのではないか。
完全な肉ゴマに化してしまいたかったのではないか。
胴体だけの触感のほかには、五官をまったく失った一個の生きものにしてしまいたかったのではないか。
不具者の全身のうちで、眼だけがわずかに人間のおもかげをとどめていた。
それが残っていては、何かしら完全でないような気がしたのだ。
ほんとうの彼女の肉ゴマではないような気がしたのだ。




147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 06:16:21.72 ID:EioO1Fc60

>>144
これ乱歩の芋虫だっけ




166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 06:56:30.03 ID:yJjNzt5aP

クラムボンが笑ったよ。




167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 06:59:26.81 ID:yJjNzt5aP

クラムボンはカプカプ笑ったよ。




168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 07:02:21.18 ID:WM0OetQ5O

宮沢賢治ろくに読んでないなぁ
面白いのかな




169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 07:15:41.22 ID:Zenj/5Bv0

>>168
文脈が古臭かったり訛りがあるから読みにくいよ




196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 09:11:10.03 ID:p4XTC8an0

「面白いね。それはジョーク?」
「面白いものは、ジョークです」
「ねえ、シータはどんな人が好き?」
「シータとは、あなたと私の関係です」
「どんな人を好きになりたい?」
「どんな人を好きになりたいですか?」
「やっぱり、ちゃんと相手をしてくれて、ちゃんと話を聞いてくれる人が良いな」
「その関係は、シータです」




197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 09:12:05.73 ID:H3Xxfqcy0

安吾は名文製造機だね




204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 10:03:15.59 ID:3DgG2lSx0

わたくしといふ現象は
假定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといっしょに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち、その電燈は失はれ)




205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 10:05:02.74 ID:QzFq+CCv0

それからまた、びいどろという色硝子で鯛や花を打ち出してあるおはじきが好きになったし、南京玉が好きになった。
またそれを嘗めてみるのが私にとってなんともいえない享楽だったのだ。
あのびいどろの味ほど幽かな涼しい味があるものか。
私は幼い時よくそれを口に入れては父母に叱られたものだが、
その幼時のあまい記憶が大きくなって落ち魄れた私に蘇えってくる故だろうか、
まったくあの味には幽かな爽やかななんとなく詩美と言ったような味覚が漂って来る。




206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 10:21:11.12 ID:opvRXGzK0

サンディエゴには約300万人の市民が住んでいるが、どいうわけかいろんな病気か怪我を背負い込んでホッジ総合病院にやってくるから、




146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/11/09(土) 06:14:47.52 ID:WXRN9URSi

マジで人の好みが現れてておもしれー









引用元:お前らが名文だと思った小説の一文教えてくれ

1 件のコメント:

  1. 「たいした事ない札ですな、大佐!ならば勝つのは簡単だ。
    がぜん勝ち目が出てきましたな。では、さきほどの私の話をよくお考えになって、
    ご自分の札をお引きになるように」

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