2012年4月24日火曜日

戸愚呂弟「スーパートグロブラザーズ……?」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:00:51.00 ID:zBIsvbnc0

戸愚呂のアジト──

ピンポーン

戸愚呂兄「ひひひ、だれか来たようだぞ。弟よ」

戸愚呂弟「気配からして、敵じゃあなさそうだ」ガチャッ

マリオ「こんにちは」

ルイージ「こんにちは」

マリオ「我々は任天堂のマリオブラザーズというものです」

マリオ「私は兄のマリオと申します」

ルイージ「そして、ぼくが弟のルイージです」

マリオ「今日はあなた方に依頼したいことがあり、やって参りました」




2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:02:20.25 ID:4DhtTJYki

正気かよ



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:02:58.61 ID:CxGXEC+N0

ふむ、続けて





4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:06:22.53 ID:zBIsvbnc0

戸愚呂弟はマリオブラザーズをアジトの中に案内した。

戸愚呂弟「オレンジジュースです」スッ

マリオ「どうも」

戸愚呂兄「……で、依頼ってのはなんなんだ?」

戸愚呂兄「闇ブローカーである俺たちに、下らねェ用を持ち込んできたってんなら……」

ズドドドドッ!

指を伸ばし、壁に穴を開ける戸愚呂兄。

戸愚呂兄「テメェら二人まとめて、こうなっちまうぜ?」ギロッ

マリオ「むろん、覚悟の上です」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:11:16.70 ID:zBIsvbnc0

ルイージ「ぼくたちの依頼は、あなた方にゲームに出演していただきたいのです」

戸愚呂兄「ゲームだとォ?」

ルイージ「詳しくは、こちらの企画書をご覧ください」サッ

戸愚呂弟「どれ」スッ

戸愚呂弟「スーパートグロブラザーズ……?」

マリオ「はい」

マリオ「今度任天堂が出すアクションゲームの主役になっていただきたいのです」



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:16:47.36 ID:zBIsvbnc0

戸愚呂兄「お前ら、ふざけてるのか?」

ズバンッ!

目の前のテーブルを、刃と化した腕で切り裂く戸愚呂兄。

戸愚呂兄「ンなもんに、俺たちが出るワケねェだろうが!」

マリオ「むろん、報酬は弾みます」

マリオ「なんなら言い値でもかまいませんよ?」

戸愚呂兄「なんだとォ……!?」

戸愚呂弟「落ち着け、兄者」

戸愚呂弟「ひとつ聞きたいんだが、いいかね?」

マリオ「なんでしょう」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:19:33.42 ID:fOvD7OVF0

マリオが敬語で喋ってる光景が想像できない



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:21:46.95 ID:Omxi/Khh0

>>7
戸愚呂兄「お前ら、ふざけてるのか?」

ズバンッ!

目の前のテーブルを、刃と化した腕で切り裂く戸愚呂兄。

戸愚呂兄「ンなもんに、俺たちが出るワケねェだろうが!」

マリオ「アチェーコラチェーwwwwwww」

マリオ「ホアッチャルポラッケケールwwwwwwwwwww」

戸愚呂兄「なんだとォ……!?」

戸愚呂弟「落ち着け、兄者」

戸愚呂弟「ひとつ聞きたいんだが、いいかね?」

マリオ「マンマミーヤ!」



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:48:02.99 ID:HK2iK5WNi

>>8
クソワロタ



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:22:54.55 ID:zBIsvbnc0

戸愚呂弟「なぜ、主役が俺たちなんだ?」

マリオ「今回の企画の肝は、我々マリオブラザーズのようなことを」

マリオ「我々以外の有名な兄弟にやらせる、というところにあるのです」

戸愚呂弟「俺たちの他にも、有名な兄弟はいくらでもいるハズだがねェ」

マリオ「まず、キン肉スグル氏とアタル氏に声をかけましたが」

マリオ「弟さんが今まさに戦いに巻き込まれているということで、断られました」

マリオ「続いてフリーザ氏とクウラ氏にオファーをしましたが」

マリオ「ゲーム名の『スーパー○○ブラザーズ』の○○をどちらにするかでモメて」

マリオ「星が三つくらい消し飛ぶ大喧嘩になったので、断念しました」

マリオ「──というわけで、あなた方兄弟にお願いに参ったのです」

戸愚呂弟「アンタらも大変だねェ」

戸愚呂弟(もっと他にもいっぱいいると思うが……まぁいいか)



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:23:25.32 ID:gJxIw7QQP

おもしろいじゃない



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:28:13.87 ID:zBIsvbnc0

戸愚呂弟「話は分かった」

戸愚呂弟「……が、俺たちはハッキリいって報酬なんてどうでもいいんだ」

戸愚呂弟「興味があるのは、おたくらに俺たちを使う資格があるかどうかだけ」

戸愚呂弟「俺たちもつまらんヤツに使われるのはゴメンだからねェ」

戸愚呂弟「──ってワケで、アンタらがどの程度のもんかを知りたい」

マリオ「……いいでしょう」

マリオ「では外で少し手合わせしましょうか」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:33:23.60 ID:zBIsvbnc0

アジトの外──

向かい合うマリオと戸愚呂弟。

戸愚呂弟「ま、わざわざここまで来て下さったことに敬意を表して」

戸愚呂弟「いきなり100%でやらせてもらうかねェ!」グゴゴゴ…

マリオ「すばらしい」

戸愚呂兄「すげェ妖気だ! さすがは我が弟!」

戸愚呂兄「テメェの兄貴、まちがいなく死ぬぜ? 死んだぜ? ヒャハハハハハッ!」

ルイージ「…………」



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:39:17.84 ID:zBIsvbnc0

マリオ「では参ります」

マリオ「ハッハァー!」ダダダッ

戸愚呂弟(いい速さだ)

マリオ「ヤッフゥゥゥゥゥ!」ピョイン

戸愚呂弟(跳んだっ!?)

戸愚呂兄「高いッ! ──だが、あれじゃ弟の拳のエジキだぜぇ!」

マリオ「イヤッフゥゥゥゥゥ!」

戸愚呂弟「身体能力の高さは認めるが、甘いなァ」

ズギャアッ!



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:46:14.69 ID:zBIsvbnc0

落ちてきたマリオに、戸愚呂弟の巨大な拳が直撃した。

マリオ「マンマミ~ヤ!」

マリオ「アワワワワワァ~!」

悲鳴を上げた後、マリオは墜落した。

ズドォンッ!

戸愚呂兄「ビンゴォォォ! 即死コースゥゥゥッ!」

ルイージ「…………」

戸愚呂弟「どうやらアンタたちに、俺たちを使う資格はなかったようだねェ」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:51:20.10 ID:zBIsvbnc0

マリオ「さすがですね」ムクッ

戸愚呂弟「!?」

戸愚呂兄「バ、バカなッ!? あれを喰らって──テメェ、不死身か!?」

マリオ「いえ、私は一度死にました。が、すぐに生き返りました」

戸愚呂兄「ンなバカなことが……」

マリオ「戸愚呂弟さんが100%であるなら──」

マリオ「私の命は100個あるということです」スッ

マリオはポケットから緑色のキノコを取り出し、食べた。

マリオ「これで今死んだ分も帳消しになりました」ピロリロリン



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:57:14.22 ID:zBIsvbnc0

戸愚呂兄「ふざけんなァッ! ナメやがって、しぶとすぎるだろうが!」

戸愚呂弟(兄者がいっていいセリフじゃないねェ)

戸愚呂弟「……いいだろう。アンタら、面白そうだ」

戸愚呂弟「ゲームの話、乗ってやろう」

戸愚呂兄「……まぁいい、付き合ってやるか」

戸愚呂兄「ただし下らねェと判断したら、俺がテメェらを殺してやる」

戸愚呂兄「100回でも200回でもなァ!」

戸愚呂兄「俺も執念深いタイプだからな、けけけ」

マリオ「ご協力、ありがとうございます」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:59:15.75 ID:zBIsvbnc0

戸愚呂弟「──で、俺たちはなにをすればいいんだ?」

マリオ「それを説明するには、あなた方にゲーム内容を理解していただく必要があります」

マリオ「なので、まずゲーム内容の資料をご覧下さい」

マリオ「ルイージ、資料を出してくれ」

ルイージ「はい、兄さん」サッ



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:06:13.33 ID:zBIsvbnc0

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 スーパートグロブラザーズ概要(1/2)

 ( A )にさらわれた( B )を助けるため、戸愚呂兄弟が冒険に出るぞ!

 戸愚呂兄弟と一緒に、8つのワールドを駆け抜けろ!

 ワールド1 場所:( C ) ボス:( D )

 ワールド2 場所:( E ) ボス:( F )

 ワールド3 場所:( G ) ボス:( H )

 ワールド4 場所:( I ) ボス:( J )

 ワールド5 場所:( K ) ボス:( L )

 ワールド6 場所:( M ) ボス:( N )

 ワールド7 場所:( O ) ボス:( P )

 ワールド8 場所:( Q ) ボス:( A )

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:09:22.59 ID:zBIsvbnc0

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 スーパートグロブラザーズ概要(2/2)

 コース中には、戸愚呂兄弟をパワーアップさせるアイテムがあるぞ!

 巨大化する:( R )

 炎を出せるようになる:( S )

 無敵になる:( T )

 命を増やす:( U )

 100個集めると命が増える:( V )

 戸愚呂兄弟はそれぞれ特徴があるぞ! 特徴を掴んで、使いこなせ!

 戸愚呂弟:( W )

 戸愚呂兄:( X )

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31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:13:28.31 ID:zBIsvbnc0

マリオ「──お二人には、このアルファベットの空欄を全て埋めていただきます」

マリオ「いうまでもありませんが、ワールド8のボスが最終ボスです」

マリオ「ザコキャラはこちらで用意いたします」

戸愚呂兄「ちょっと待て!」

戸愚呂兄「こりゃ、ゲーム内容のほとんどを決めろってことじゃねえか!」

戸愚呂兄「こういうのはテメェらの仕事じゃねえのか!?」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:19:19.64 ID:zBIsvbnc0

マリオ「では逆にお聞きしますが……」

マリオ「これはゲームとはいえ、戸愚呂兄弟の戦いを描くゲームです」

マリオ「我々が勝手にステージの場所やボスを決めて、あなた方は満足しますか?」

戸愚呂弟「ふん、なるほどね。けっこう痛いところを突くねェ、アンタら」

戸愚呂弟「いいだろう。いつまでに埋めればいい?」

マリオ「二週間でお願いします」

戸愚呂弟「アイアイサー」



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:24:12.42 ID:zBIsvbnc0

マリオブラザーズは帰っていった。

戸愚呂兄「ちっ、めんどくせェことになったもんだ」

戸愚呂弟「まぁ、たまにはこんなのもいいだろう」

戸愚呂兄「──で、どうする? やっぱ上から埋めてくか?」

戸愚呂弟「ああ、その方が分かりやすくていい」

戸愚呂弟「まずは『( A )にさらわれた( B )を助けるため』だな」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:28:31.31 ID:zBIsvbnc0

戸愚呂兄「( A )はあのクソヤロウでいいんじゃねぇか?」

戸愚呂兄「浦飯のクソヤロウでよォ」

戸愚呂兄「アイツはバカだから、あっさりオーケーすると思うぜ」

戸愚呂弟「そうだねェ」

戸愚呂弟「俺としてもヤツが最終ボスなら、いうことはないねェ」

戸愚呂兄「そうと決まりゃあ、さっそくヤツのところに行くぞ! 弟よ!」

戸愚呂弟「アイアイサー」



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:31:24.76 ID:mEYyLpGz0

これは期待



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:35:37.31 ID:zBIsvbnc0

皿屋敷中──

幽助「戸愚呂……! なにしに来やがった、テメェら!」

戸愚呂弟「安心しろ、今日は戦いに来たんじゃない」

幽助「なに!?」

戸愚呂弟「浦飯、お前にゲームに出演してもらいたいんだ」

幽助「ゲームだァ? まさか、また暗黒武術会みてぇなヤツか!?」

戸愚呂兄「いいや、ちがうぜェ」

戸愚呂兄「マジでテレビゲームなんだなァ、これが!」

戸愚呂兄「ヒャハハハハハッ!」

幽助「……オイ、ちゃんと説明しろよ」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:43:55.67 ID:zBIsvbnc0

幽助「──面白そうじゃねぇか! もちろん出るぜ!」

幽助「格闘ゲームじゃないってのがチト残念だけどな!」

戸愚呂弟(ずいぶん乗り気だねェ)

戸愚呂兄(バカで助かったぜ)

幽助「念のため聞くけどよ、これはゲームであってマジで戦うワケじゃないんだろ?」

戸愚呂弟「そうだ。あくまで演劇みたいなもんだ」

戸愚呂弟「スタジオで俺たちの映像と動きを取りこんだら」

戸愚呂弟「実際に操作するのはプレイヤーだからねェ」

幽助「できれば自分で戦いたいが、しゃーねぇか」

幽助「んじゃあ、他の連中にも声かけてくるぜ。ちょっと待ってろや!」ダッ

戸愚呂弟(フッ、ここに来たのは正解だったねェ)



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:50:21.54 ID:zBIsvbnc0

桑原「──ンだとォ!?」

螢子「──私たちがゲームに!?」

幽助「協力してやってくれよ、な!?」

桑原「もちろんこの俺が主役で、雪菜さんを救い出すんだよな!?」

桑原「霊剣でバッタバッタと悪党どもをなぎ倒し──」

戸愚呂弟「……お前はワールド1のボスでいいかな」

戸愚呂兄「そんなもんだろ」

幽助「んだな」

螢子「そうね」

桑原「無視すんじゃねェ! あと、なんで俺がワールド1……!?」ピキピキッ



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:56:36.27 ID:zBIsvbnc0

螢子「ねぇ、私はどういう役割をすればいいの?」

幽助「螢子、オメーはワールド7のボスでいいんじゃねえか?」

螢子「なんで私がボスなのよっ! しかもワールド7って!」

幽助「お、不服か?」

幽助「なんなら、ラスボスの座を譲ってやってもいいぜ。ケケケ」

幽助「オメーのビンタは強すぎて、だれもゲームクリアできなくなるかもしれ──」

螢子「バカッ!」

バシィンッ!

幽助「…………」ピクピク

戸愚呂弟(浦飯を一撃で倒した……! やるねェ)

戸愚呂兄(スキを見て襲おうと思ってたが、やめておくか……)



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:03:44.20 ID:zBIsvbnc0

雪菜「あ、あのっ……」

桑原「雪菜さんっ! どうしてここに!?」

雪菜「和真さんが出るのなら、私も出たいんですけど……」

戸愚呂弟「んじゃ、アンタにはワールド2のボスを頼もうかねェ」

戸愚呂弟「現実で俺たちと戦うワケじゃないから、安心してくれていい」

雪菜「ありがとうございます……!」

桑原「雪菜さん……!」

桑原「男一匹、桑原! ワールド1のボスとして雪菜さんをお守りします!」

桑原「絶対に誰にもワールド1をクリアさせませんっ!」

雪菜「まぁ……」ポッ

戸愚呂弟「それじゃゲームにならないねェ」



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:08:36.66 ID:zBIsvbnc0

幽助「んじゃ、俺は飛影や蔵馬にも声かけておくぜ」

幽助「オメーらはこれからどうすんだ?」

戸愚呂弟「幻海のところに行こうと思ってる」

幽助「ばーさんか……ってことはやっぱり──」

戸愚呂弟「さらわれる役を頼もうと思ってる」

幽助「……返事は分かり切ってるぜ?」

戸愚呂弟「しかし、他に思い当たるヤツもいないからねェ」



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:15:13.84 ID:zBIsvbnc0

幻海の家──

幻海「──ふざけるんじゃないよ」

幻海「こんなババアがさらわれるお姫様だって? 冗談じゃないよ、まったく」

幻海「しかもあのバカ助にさらわれるなんて」

幻海「あたしゃそこまでモーロクしちゃいないよ」

幻海「あたしもゲームは好きだが、そんな話なら他を当たるんだね!」

戸愚呂弟(やはりこうなるか……)

戸愚呂兄(ま、こうなるわなァ……)

戸愚呂弟「分かった。じゃあお前にはワールド3のボスを頼もう」

幻海「それならいいさ。そういう役割の方が好きだからね、あたしは」



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:16:20.06 ID:Blj/4pCAO

なんというwww



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:21:48.96 ID:zBIsvbnc0

幻海の家を出た二人。

戸愚呂兄「残りのボスは浦飯が集めるだろうし、場所は適当に決めりゃいいな」

戸愚呂兄「弟よ、肝心のさらわれる役はだれにする?」

戸愚呂弟「仕方ない、左京さんにやってもらおう」

戸愚呂弟「あの人も狂ってるからねェ、きっとオーケーしてくれるはずだ」

戸愚呂兄「なんかだんだんワケが分からなくなってきたぜ……」

戸愚呂弟「今日は俺たち兄弟の厄日だね」

この後も、戸愚呂兄弟は資料の穴埋めに奔走した。

──そして二週間後!



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:24:27.18 ID:PU2pYuLe0

左京www



58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:24:31.01 ID:zBIsvbnc0

戸愚呂のアジト──

ピンポーン

戸愚呂兄「来たぜ」

戸愚呂弟「お待ちしてましたよ」ガチャッ

マリオ「お久しぶりです」

ルイージ「お久しぶりです」

戸愚呂弟「こっちへどうぞ」



59: 忍法帖【Lv=16,xxxPT】 :2012/04/23(月) 23:27:19.21 ID:HN3oSmX50

面白い
支援



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:27:23.22 ID:zBIsvbnc0

戸愚呂弟「オレンジジュースです」スッ

マリオ「どうも」

マリオ「──さて、例の資料、空欄を埋めていただけたでしょうか?」

戸愚呂兄「感謝しろよ、テメェら……バッチリだぜェ!」

戸愚呂弟「これだ」スッ

マリオ「…………」

マリオ「おお……!」

ルイージ「これはすごい……!」



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:35:22.67 ID:zBIsvbnc0

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 スーパートグロブラザーズ概要(1/2)

 浦飯幽助にさらわれた左京を助けるため、戸愚呂兄弟が冒険に出るぞ!

 戸愚呂兄弟と一緒に、8つのワールドを駆け抜けろ!

 ワールド1 場所:首縊島   ボス:桑原和真

 ワールド2 場所:垂金邸   ボス:雪菜

 ワールド3 場所:幻海の山  ボス:幻海

 ワールド4 場所:霊界    ボス:ぼたん

 ワールド5 場所:盟王高校  ボス:蔵馬

 ワールド6 場所:迷宮城   ボス:飛影

 ワールド7 場所:雪村食堂  ボス:雪村螢子

 ワールド8 場所:皿屋敷中  ボス:浦飯幽助

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63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:38:18.55 ID:zBIsvbnc0

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 スーパートグロブラザーズ概要(2/2)

 コース中には、戸愚呂兄弟をパワーアップさせるアイテムがあるぞ!

 巨大化する:プー

 炎を出せるようになる:是流の影

 無敵になる:おしゃぶり

 命を増やす:暗黒鏡

 100個集めると命が増える:氷泪石

 戸愚呂兄弟はそれぞれ特徴があるぞ! 特徴を掴んで、使いこなせ!

 戸愚呂弟:繰り出す拳の風圧すら武器になる

 戸愚呂兄:ゴキブリ以上にしぶとい

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64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:44:23.70 ID:zBIsvbnc0

マリオ「ヒァウィゴー!」

戸愚呂弟「!?」ビクッ

戸愚呂兄「!?」ドキッ

マリオ「おっと失礼……あまりに素晴らしかったので、つい素が出てしまいました」

戸愚呂弟(あっちが素なのか……)

マリオ「これは絶対売れます。まちがいなく売れます!」

ルイージ「では、後日スタジオに皆さんに集まってもらって」

ルイージ「ゲーム本編や、コマーシャルで使用する動作や声の収録をいたします」

戸愚呂弟「アイアイサー」



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:47:48.95 ID:5dt5gGg50

雪菜のステージ悪意があるだろ



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:48:42.52 ID:zBIsvbnc0

マリオスタジオ──

こうして収録が始まった。



幽助「なんで俺がこのおっさんをさらわなきゃならねーんだ?」

左京「ククク……戸愚呂に聞いてくれ」



螢子「ビンタのモーションキャプチャーをいっぱいやって、疲れちゃいました」

幻海「あたしもさ。これだけやらせてクソゲーだったら承知しないよ」

マリオ「マンマミーヤ!」



飛影「ち、下らん……」

蔵馬「さっきノリノリで技名を叫んでましたよね?」

飛影「うるさいな!」



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:53:15.83 ID:zBIsvbnc0

コエンマ「なんでぼたんがボスで、ワシはおしゃぶりしか出られないんだ!」

ぼたん「スネないで下さいよ~コエンマ様」

戸愚呂弟「ゲームの上とはいえ、アレをくわえる身にもなって欲しいねェ」

戸愚呂兄「なんであんなもんを無敵アイテムにしちまったんだ、俺たちは……」オエッ

戸愚呂弟「なにせスケジュールがせっぱ詰まってたからな……」



雪菜「ワールド1のボス、頑張って下さいね」

桑原「はい! 戸愚呂なんかに、雪菜さんには指一本触れさせませんよ!」

雪菜(でも私も少しくらいは出番欲しいな……)



ルイージ「PVのナレーションはあなたにお任せします」

ジョルジュ「任せて下さいよぉ! ボク、ナレーションのプロですからぁ!」



みんなブツブツ文句をいっていたが、どうにか収録は終わった。



70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:57:09.10 ID:zBIsvbnc0

こうして収録した動きや会話を素材にゲームは完成し──

いよいよ出演者に対して宣伝用PVの試写会が行われることになった。

マリオ「皆さん、お待たせいたしました」

マリオ「ただいまより『スーパートグロブラザーズ』PV試写会を開始いたします」

パチパチ……

戸愚呂兄「だれも待ってねえけどな」

戸愚呂弟「拍手の小ささに、期待値の低さが表れてるねェ」

マリオ「では──」

マリオ「ヒァウイゴォォォォッ!」



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:59:19.10 ID:zBIsvbnc0

~ PV ~   BGM『微笑みの爆弾』

ジョルジュ『なんと、あの戸愚呂兄弟がゲームになった!』

ジョルジュ『任天堂が満を持して送り出す──スーパートグロブラザーズ!』

ジョルジュ『霊界探偵である浦飯幽助にさらわれた左京を助け出すため』

ジョルジュ『闇ブローカー戸愚呂兄弟が冒険の旅に出る!』

ジャジャーン!



74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:05:24.72 ID:KECirYdb0

幽助「左京は預かったぜ、戸愚呂!」

幽助「返して欲しけりゃ、皿屋敷中まで来やがれ!」

左京「戸愚呂が私を救い出す方に、66兆2000億円」

戸愚呂兄「ヒャハハハハッ、左京さんを救いに行くぞ。弟よ!」

戸愚呂弟「アイアイサー」

ジョルジュ『しかし、戸愚呂兄弟の行く手には手強いボスが待ち受ける!』



75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:08:13.63 ID:AfRRfRTQO

左京www



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:11:32.75 ID:KECirYdb0

桑原「左京を助けたきゃ、この俺様の霊剣をくぐり抜けていきな!」

雪菜「ここから先へは通しません! 氷泪石アターック!」

幻海「あたしは気にいらないヤツには容赦しないよ、覚悟するんだね」

ぼたん「左京を助けようってんなら、アンタたちは冥獄界行きさね!」

蔵馬「お前たちは死にすら値しない」

飛影「邪眼の力をなめるなよ、炎殺黒龍波ァァァッ!」

螢子「私のビンタで、雪村食堂のメニューになってもらうわ!」

ジョルジュ『果たして戸愚呂兄弟は、強敵たちを倒し左京を救えるのであろうか!?』

ジョルジュ『全ては戸愚呂兄弟の力と、君たちプレイヤーの手にかかっている!』



78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:14:15.87 ID:ZIkx26Zl0

あれ、面白そうだぞ



79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:16:02.73 ID:KECirYdb0

ジョルジュ『スーパートグロブラザーズ、2012年5月5日、発売!』

ア、リ、ガ、ト、ゴ、ザ、イィーマス!

ドーンッ!

PVが終わった。



シ~ン……



戸愚呂弟(気まずい雰囲気だねェ……)

戸愚呂兄(どうすんだよコレ……いくら俺でも、この空気じゃクチは出せねェ……)




81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:19:02.99 ID:WGG+GS0uO

兄wwwww



82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:20:17.21 ID:KECirYdb0

皆が黙り込んでしまった中、最初に口を開いたのは左京だった。

左京「私の長年のギャンブラーとしての勘がいっている」

左京「これは……売れない」

みんな口には出さなかったが、心の中では同意していた。

マリオ「…………」ニヤッ

ルイージ「…………」ニィッ



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:23:32.01 ID:KECirYdb0

戸愚呂のアジト──

戸愚呂弟「──さて」

戸愚呂弟「こうしてゲーム制作は終わりを告げたワケだが……」

戸愚呂弟「兄者、あのゲーム売れると思うか?」

戸愚呂兄「弟よ、ずいぶん分かり切ったことを聞くじゃねェか。売れるワケねェだろ」

戸愚呂弟「俺もそう思う」



86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:30:09.16 ID:7FczPMkd0

これは買うしかない



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:30:29.72 ID:KECirYdb0

戸愚呂兄「これ売れたらシリーズ化する、とかあのヒゲがほざいて」

戸愚呂兄「俺らもついオッケーしちまったが、あんなもんが売れるワケねェ」

戸愚呂兄「ま、売れなくても俺らにはなんの損もねェがな、けけけ」

戸愚呂兄「損するのはニン何とかっていう会社と、あのヒゲ兄弟だけだ」

戸愚呂弟「ま、変わった体験ができただけ、良しとしようかね」




──そしていよいよ『スーパートグロブラザーズ』の発売日となった!



89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:36:32.08 ID:KECirYdb0

『スーパートグロブラザーズ』は売れに売れた。

売上は国内だけでもあっという間に500万本を突破し、勢いは止まらなかった。

さらに北米、アジア、ヨーロッパと海外でも売れまくり、絶賛された。

ゲーム自体のクオリティの高さに加え、戸愚呂兄弟の異質なキャラクターが

従来のゲームに飽き飽きしていたユーザーを虜にしたのである。

なお、有名漫画家のT氏もこのゲームにハマり、

『HUNTER×HUNTER』の再開はもはや絶望的になったことはいうまでもない。



91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:40:29.08 ID:ZIkx26Zl0

売れすぎwww



92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:44:16.59 ID:KECirYdb0

戸愚呂以外のキャラクターも好評だった。

特にワールド7のボスである螢子は異常に強く設定されており、

ファンからは「螢子様」「ビンタ女王」などと呼ばれるようになった。

そして彼女をノーミスで倒せるプレイヤーは尊敬の的となった。

また、ワールド1のボスである桑原は練習台としてぴったりの弱さで

人々から愛された。

これを本人たちがどう思ったかは、ご想像にお任せする。



93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:48:24.78 ID:KECirYdb0

さらには戸愚呂人気に便乗した戸愚呂グッズも多数作られた。

一本のゲームをきっかけに、世に戸愚呂ブームが巻き起こったのである。

この現象について、裏社会で有名なギャンブラーである左京氏はこう語る。



左京「今まで私は、自分は狂っていると思っていた」

左京「──が、どうやら狂っていたのは世の中の方だったようだ」



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:53:40.91 ID:KECirYdb0

戸愚呂のアジト──

戸愚呂兄「……弟よ」

戸愚呂兄「俺には分からねェ、なんであのゲームがあんなに売れたんだ?」

戸愚呂弟「さぁねェ」

戸愚呂弟「元人間の俺の経験から見ても、分からん」

戸愚呂兄(俺も元人間だっての……)

戸愚呂兄「ま、おかげで金は腐るほど手に入ったがな」

戸愚呂兄「ちぃと闇の風俗街で豪遊でもしてくるか、ヒャハハハハッ!」

ピンポーン



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:58:23.34 ID:KECirYdb0

戸愚呂弟「はい」ガチャッ

マリオ「こんにちは」

ルイージ「お久しぶりです」

戸愚呂弟「おお、アンタらかい。よかったねェ、ゲームの売れ行きが好調なようで」

マリオ「えぇ、おかげさまで」

マリオ「我々マリオブラザーズの記録もあっさり抜かれてしまいましたよ」

マリオ「ソフトの増産が追いつかず、嬉しい悲鳴を上げる毎日です」

戸愚呂弟「なによりだねェ」

戸愚呂弟「ま、立ち話もなんだし、上がってくれ」



98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:05:20.95 ID:KECirYdb0

戸愚呂弟「オレンジジュースです」スッ

マリオ「どうも」

戸愚呂兄「で、今さらなんの用だよ」

戸愚呂兄「もうゲームは出来上がって、バカ売れしてるじゃねえかよ」

戸愚呂兄「俺らはテメェらに用はねぇし、テメェらも俺たちに用はねェハズだ」

マリオ「いえ、用があるからこそ来たのです」

マリオ「実は次の企画の相談をしたいと思いまして──」

戸愚呂兄「次の企画だとォ!?」

戸愚呂兄「あんなもん、これっきりに決まってるだろうが!」



101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:10:38.11 ID:KECirYdb0

マリオ「しかし、あなた方はおっしゃった」

マリオ「『スーパートグロブラザーズ』が売れたらシリーズ化してもよい、と」

戸愚呂兄「けけけ、俺はよく約束を破るんだよ! なァ、弟よ」

戸愚呂弟「まぁ待て、兄者」

戸愚呂弟「俺は約束を破るのは好きじゃない」

戸愚呂弟「妖怪に転生したとはいえ、品性まで売った覚えはないからね」

戸愚呂弟「約束しちまったもんはしょうがない」

戸愚呂弟「どんな企画か、とりあえず話を聞かせてくれ」

戸愚呂兄「チィッ……弟の悪いクセだ」



102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:11:51.26 ID:LEHEn8G+0

戸愚呂テニスかな



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:13:26.20 ID:3XsNHAtRO

スーパーチャイニーズとぐろ



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:14:18.53 ID:+00kcV760

戸愚呂カートくるで




105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:16:17.84 ID:KECirYdb0

マリオ「ありがとうございます」

マリオ「ではルイージ、例の企画書を」

ルイージ「はい、兄さん」サッ

戸愚呂弟「どれ」スッ

戸愚呂弟「スーパートグロカート……?」

戸愚呂兄「ほう、今度はレースか」

マリオ「はい。体当たり、技使用、アイテム使用、なんでもアリのレースゲームです」

マリオ「お二人を始め、ドライバーは八名を予定しています」

戸愚呂弟「俺はパワータイプ、兄者はコーナーリングがうまいタイプって感じかねェ」

戸愚呂兄「けけけ、敵の車は全て事故らせてやるぜ」

なんだかんだで、戸愚呂兄弟も乗り気であった。



106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:16:51.91 ID:A/rpbKSj0

大乱闘戸愚呂ブラザーズか



109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:22:32.99 ID:KECirYdb0

しかし、戸愚呂兄弟はまだ知るよしもなかった。

勇者「ドラクエの最新作は、ぜひ彼らを主人公に──」

クラウド「なんとしても戸愚呂兄弟を、FF最新作の主演にしなければ!」

ピカチュウ「ピカァ!(ポケモン最新作は『ポケモン兄』『ポケモン弟』で決まりだ)」

ロックマン「最新作『トグロックマン』の主役が務まるのは彼らしかいない……!」

タイラント「バイオハザードのラスボスは、今後は是非彼らにお願いしたい」

リュウ「次のストリートファイターシリーズはあの二人を主役にしよう!」

………

……



近い将来、二人に出演依頼をするため、続々とゲームキャラがやってくることを──



                                   <おわり>



111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:24:33.39 ID:5eSAe+SW0


オレンジジュースが地味にツボった



117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:39:09.28 ID:ePMXBMin0


遊白の格ゲーは弟ばっか使ってたな



118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:41:16.98 ID:WGG+GS0uO

乙!




1 件のコメント:

  1. どうやったらこんな発想出てくるんだよw
    企画書とかスゲーマメだしな
    感心した

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