2012年3月14日水曜日

ホモの僕の今までを振り返る話

3::2012/03/13(火) 16:31:36.35 ID:zjYnMLb+O

途中まで書き溜めしてるんで
どんどん書いていきます。

文才ないですけど
お手柔らかにお願いします。




6::2012/03/13(火) 16:33:20.03 ID:zjYnMLb+O

みなさんは一番古い記憶を覚えていますか?遊園地に家族で行ったこととか、怪我をしたことだとか、おおよそそんなかんじのことです。




7::2012/03/13(火) 16:33:54.25 ID:zjYnMLb+O

僕の一番古い記憶は両親の喧嘩でした。怒鳴る父親、食器の割れる音、玄関に落ちている包丁、痣をつくって部屋の隅でないている母親・・・、当時僕は5歳くらいでしたので断片的な記憶でしかないのですが、あの時の衝撃は今まで忘れることができません。



5:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 16:32:16.08 ID:R7axvFmO0

ぱんつぬいでいいの



8::2012/03/13(火) 16:35:49.10 ID:zjYnMLb+O

>>5 ごめんなさいパンツはいてくださいww

その後、僕が小学1年生の時に両親は離婚。父親は離婚と同時に住んでいた一軒家を改築。僕は小さなアパートを借りて母親と姉と3人で暮らし始めました。(父親は会社で寝泊まり)

そのアパートには時々父親も来て、クリスマスパーティーや誕生日会もしました。幼かった僕は何も知らず、父親が家にいないことを不思議がっていました。まさか偽りの夫婦だったとは・・・。



9::2012/03/13(火) 16:36:44.28 ID:zjYnMLb+O

学年が上がり僕が小学2年生の時、元いた家の改築が終わって引っ越し、住みはじめました。父親と姉の3人で。

詳しいことは聞いていませんが、家裁が金銭面や生活面を理由に父親に親権を与えたのだと僕は推測しています。



10::2012/03/13(火) 16:37:59.65 ID:zjYnMLb+O

それでも母は聞いてきました。

母「パパとママは離れて住むことになったの。パパと一緒に住むならこの家に住む。ママと一緒に来るなら転校しないといけないんだ。1はパパとママどっちがいい?」



12::2012/03/13(火) 16:41:29.82 ID:zjYnMLb+O

あ、スペック忘れてました。父、母、姉、僕の四人家族でした。
現在僕は18歳、春から大学生、顔はかっこよくないが可愛いってたまに言われます。



大人の事情を微塵も知らない僕はこう言った。

1「おうちがいい。転校したくない。」

母「わかったよ。1はねぇねぇとパパと一緒に暮らしな。でも、もしママと一緒に住みたくなったらいつでも来ていいからね。いつでも電話してきてもいいからね。」



13::2012/03/13(火) 16:42:28.91 ID:zjYnMLb+O

それから僕と姉は、父親と一緒に暮らしました。かと言って全く母親と会えないわけではなく、週に3.4回は家に来て晩御飯を作ってくれました。当時の僕の大好物は、切り干し大根とひじきでしたww



14:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 16:42:50.71 ID:Az0gEl3xO

ホモじゃなくて物書きだろ、俺には分かる
支援



15::2012/03/13(火) 16:43:05.02 ID:zjYnMLb+O

家に一緒に住まず、夕方になればどこかに帰っていく母親の後を追ったこともありました。姉と協力して稚拙ながらに白玉団子を作って母親にあげたこともありました。

姉は気付いていたのかも知れませんが、当時の僕は家族4人一緒に住まないことが不思議でなりませんでした。



16:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 16:43:31.58 ID:A2C2ulLb0

ほう



17::2012/03/13(火) 16:45:16.38 ID:zjYnMLb+O

しばらく時が経ち、ある日を境に母親は家に来ないようになりました。父親が「もう家に来るな」と母親に言ったらしいです。少し寂しかったものの、またいつでも会えるだろうといつもの様に僕は過ごしていました。それから本当の父子家庭が始まりました。



18::2012/03/13(火) 16:46:09.70 ID:zjYnMLb+O

ですがそれもつかの間、母親が僕と姉を引き取りに来ました。



新しい父親と共に



~序章終了~



19:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 16:47:36.10 ID:A2C2ulLb0

ほう?



20::2012/03/13(火) 16:48:26.05 ID:zjYnMLb+O

まぁ新しい父親、と言っても見ず知らずの人ではなく、何度か会ったことのある人で、TDLにも連れていってくれたこともありました。



21::2012/03/13(火) 16:48:56.53 ID:zjYnMLb+O

ここでまた家裁の登場らしいです。親権は母親に渡りました。

母親が引き取りに来た時期が小学3年の2学期で、時期も時期だったので転校は4年生になってからということになり、マンション(偽父と母親と姉の4人で住みはじめた )から小学校に通い始めました。ちなみに車通学ですたww



22::2012/03/13(火) 16:50:16.90 ID:zjYnMLb+O

そしてついに転校。姓が変わり戸惑いましたが、それでも友達もでき、すぐに学校に馴染めることができました。



24::2012/03/13(火) 16:51:01.83 ID:zjYnMLb+O

ちなみに僕は小学1年生のころから半強制的にサッカーを習わされていて(やる気ゼロでしたが)、転校した学校先でもこれまた半強制的にサッカーを習わされました(またまたやる気ゼロ)。



そしてそこで出会ったしまった

一生忘れられない人に

忘れることができない人に



~革進編終了~



28::2012/03/13(火) 16:54:33.98 ID:zjYnMLb+O

そいつのことをSとします。
Sはたぶん2ちゃん見てると思うから、これみたら自分のことだって気づくんじゃないかなww
おーい見てるかーww
こんなん書いてごめんなーww
見てたらメールしてこーいww
もうメアド消したけどww



29::2012/03/13(火) 16:55:07.99 ID:zjYnMLb+O

閑話休題
Sの最初の印象は、自己中。自分のことしか考えなくて、それでいてイラシで嘘つきで・・・。正直言って苦手なタイプだった。

Sとは小学6年生の時に始めて同じクラスになったけど、その話は後回し。



31::2012/03/13(火) 16:55:59.87 ID:zjYnMLb+O

転校先での始めての給食、俺は泣いたww
話が前後して申し訳ないんだけど、偽父にTDL連れていってもらった帰りに、車の中で吐いたんだ(当時小学2年生)。普通の風邪だったんだけど、治った後も吐くのが怖くて食事もろくに食べられず、徐々に衰弱していった。



32:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 16:56:23.14 ID:HqxrgX4k0

>>31
ゼッゼツボーテキダァーーーー!!



34:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 16:56:43.11 ID:BCWeSrJz0

あーあ
やっちゃった



35::2012/03/13(火) 16:56:43.59 ID:zjYnMLb+O

ほら、お腹が空きすぎたら逆に気持ち悪くなることあるだろ?それが悪循環してしまったんだ。
お腹空く→気持ち悪くなる→ご飯食べれない→もっとお腹空く→もっと気持ち悪くなる、って感じ。



37::2012/03/13(火) 16:57:43.73 ID:zjYnMLb+O

まぁ今考えたら親の離婚が原因のストレスなんだろうけど(頭に10円ハゲできたこともあった)、真父親のお陰で無事に何でも食べれるようになった。



40::2012/03/13(火) 16:59:21.34 ID:zjYnMLb+O

でも未だに吐くのは怖くて、ご飯は平均的に見て少食ぎみ。

食事ってみんなにとったら、楽しい!!とか幸せ!!なんだろうけど、俺にとったら、食べなければいけない、っていうものなんだ。

こうなったのは偽父が原因。



41:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 17:00:59.09 ID:HqxrgX4k0

偽父が絶望なんですね



44::2012/03/13(火) 17:01:45.69 ID:zjYnMLb+O

だから、絶対に食べなければいけない給食(担任がお残しは許しません)だったから、思わず泣いてしまったんだww



46::2012/03/13(火) 17:02:48.89 ID:zjYnMLb+O

そして人生初のモテキ到来ww
3人くらいに同時期に告白されたww俺は最初に告白してきた子と付き合うことにした。



47::2012/03/13(火) 17:03:25.70 ID:zjYnMLb+O

まだこの時は自分がホモだなんて思ってなくて、かと言ってその告白してきた女の子が好きということもなかった。ただ一緒にいたら楽しかっただけ。

その子とは4.5.6年生同じクラスだったけど、5年生の終わりに俺が振った。



48::2012/03/13(火) 17:04:31.43 ID:zjYnMLb+O

そしてついに6年生。
始めてSと同じクラスになった。

Sはお調子者だがクラスのムードメーカーで人気者だった。
クラスではSとは用があったら話すくらいで、いつも一緒というわけではなかったな。

これといって大したこともなく

中学生突入



49::2012/03/13(火) 17:05:19.17 ID:zjYnMLb+O

ちなみに家庭では、偽父と母親が時々喧嘩もしていたが割となかよくやっていた。
しかし姉と俺は偽父を受け付けられるわけがなく、顔を合わすのは土日だけ。会話は連絡事項しかなく、日常生活のこと話すなんて皆無だった。


気を取り直して中学生突入



50::2012/03/13(火) 17:08:29.05 ID:zjYnMLb+O

小中とも公立(まぁ高校も公立)だったので、ほとんどがそのまま地元の中学に入った。もちろんSも、俺も。

クラブは内申書のためにテニス部に入部。そしたらまさかのSもテニス部ww また一緒かよ、って笑ったww



51:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 17:09:13.86 ID:A2C2ulLb0

ほう



52::2012/03/13(火) 17:09:33.34 ID:zjYnMLb+O

1.2年生の時は馬鹿やったり、ラケットで虫殺したり(ごめんなさい)、ふざけたり、先生に怒られたり、とにかく楽しかった。笑わなかった日なんてなかったと思う。



53::2012/03/13(火) 17:11:08.89 ID:zjYnMLb+O

下ネタも友達から学んだ。セクロスはこうやるんだとか、どの女子が良いだとか、どの女子の胸が大きいだとか・・・。だけどなんか俺にはしっくりこなかった。全くって言っていいほど女子の体に興味が湧かなかった。



そしてある日やっと気付いた

男が好きなんだと



~覚心編終了~



55::2012/03/13(火) 17:13:52.34 ID:zjYnMLb+O

中学という小さな社会の中で、自分がホモだということがばれないかびくびくしながら毎日を思い過ごしていた。

自分は異常なんだ、男が男を好きなるなんておかしい、女を好きになろう、ならなくちゃいけないんだ!!



56:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 17:14:14.82 ID:teLKN0tPO

読んでるよ
とても読みやすい続けてくり



57::2012/03/13(火) 17:15:29.97 ID:zjYnMLb+O

だけどそう思えば思う反面、体育の時間には男の子の体を見てしまい反応してしまうのを必死におさえ、そして自慰をするオカズはやっぱり♂×♂の動画だった。



58::2012/03/13(火) 17:16:18.08 ID:zjYnMLb+O

自殺も幾度となく考えた。紐を首にまいたこともあった。カッターを手首に押し当てたこともあった。でもやっぱりチキン野郎の俺には自殺する勇気なんてなかった。できなかった。



59::2012/03/13(火) 17:17:50.07 ID:zjYnMLb+O

周りと自分は違う。
その事実は中学生の俺にはとてつもなく重かった。
男友達がタイプの話をするときは適当に流し、どの女子が好きなんだと聞かれても適当に流していた。



60::2012/03/13(火) 17:19:54.23 ID:zjYnMLb+O

自分のことなんてどうせだれもわかってくれない。カミングアウトしたってどうせ引かれるに決まってる・・・。



こうして周りに無意識に壁を作り

遂には人を信用しなくなった



~隔心編終了~

今思えば悲劇ぶってただけだな、俺。悲しい自分が好きだっだよ、恥ずかしww



61::2012/03/13(火) 17:22:12.79 ID:zjYnMLb+O

そう思い悩んでいた内に最高学年、中学3年生になった。一番Sとの思い出がある中学3年生。



62::2012/03/13(火) 17:23:00.70 ID:zjYnMLb+O

Sは根無し草というか、友達が多く、一つのグループに属さないで休み時間にはあちこちのクラスに行くやつで、最初のうちは教室にいることがあまりなかった。
俺は俺でクラスに友達(?) がいたので、Sが教室にいるときはSと、Sが教室にいないときは友達と話していた。



63::2012/03/13(火) 17:24:01.35 ID:zjYnMLb+O

で、だんだんみんながクラスに馴染んで、みんな仲良くなってきた頃、俺とS、そして4人の女子、合計6人のグループができた。



64::2012/03/13(火) 17:25:04.82 ID:zjYnMLb+O

6人はいつも一緒にいて、教材の荷物持ちや、郊外に遊びにいったり、食べにいったりもして、とにかく仲が良かった。
また、男は二人だけなので、俺とSはもっと仲良くなれた。一緒にいるのが当たり前になった。



65::2012/03/13(火) 17:29:13.53 ID:zjYnMLb+O

そして気付けばいつも側にSがいた

そしていつの間にか俺はSのことが好きになっていた

儚く辛い叶わぬ初恋の始まりだった



~確信編終了~



66:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 17:32:15.54 ID:teLKN0tPO

『』でBGM再生される



71::2012/03/13(火) 18:35:33.80 ID:zjYnMLb+O

>>66 たしかsupercellだよね?あとで聞いてみる




72::2012/03/13(火) 18:38:39.12 ID:zjYnMLb+O

ちゃんと言えば、好きといっても当時はそんなに好きでもなく、まだ男を好きになることは異常だと思っていたので、気になるの少し上のランクの好きだった(説明下手くそでごめん。伝わるかな?)。



73::2012/03/13(火) 18:39:27.69 ID:zjYnMLb+O

中学3年生と言えば高校受験。
俺は平均的な頭だった。Sも同じく平均的だった。中学2年生の時、Sとテストの合計点を勝負したことがあって、一点差とか同点だったこともあった。言わば同レベだった。



74::2012/03/13(火) 18:40:00.90 ID:zjYnMLb+O

で、まぁ受験校なんだけど、俺はぶれずに一つの高校だけを考えてて、逆にSは最後の最後まで悩んでた。



75::2012/03/13(火) 18:41:34.35 ID:zjYnMLb+O

んで俺はSに聞いたんだ。

1「Sはどこいくん?」

S「〇〇高校にするわ。」


※〇〇高校は俺も受けるとこ!!



76::2012/03/13(火) 18:42:51.76 ID:zjYnMLb+O

正直言ってSとは高校は離れたかった。同じ高校に通えることはめちゃめちゃ嬉しいことだけど、Sと同じ高校に行けたらいいなーって夢みたこともあったけど、いざ現実にかえってみれば、Sを好きじゃなくならない限り、ずっと好きでいてしまう。

重複して悪いけど、やっぱり自分は異常だって思ってた。
なんか上手く言葉で表せないけど、別々の高校に行きたかったんだ。



77::2012/03/13(火) 18:44:08.47 ID:zjYnMLb+O

誰も見てないのかな?でも自己満足で書く!ww


時は流れて卒業式の日。別段Sに告白しようと思っていたのわけではなく、俺とSはもし受かれば同じ高校なんだし、家も近いし、会おうと思えばすぐにでも会えるので、寂しくなんてなかった。涙も出なかった。



78::2012/03/13(火) 18:45:11.47 ID:zjYnMLb+O

そして受験日とばして
合格発表の日。

俺は合格、そしてSは・・・




合格だったww



79::2012/03/13(火) 18:46:33.79 ID:zjYnMLb+O

同じ高校になって驚いて、喜んだんだんだけど、もっと驚いたことがまだあって・・・。

それは高校1年生でまた同じクラスになれたこと!しかも席前後!!

正直運命だとおもったww



80::2012/03/13(火) 18:47:08.43 ID:zjYnMLb+O

また中学3年生の時みたいに仲良くできる!!って思ってたんだ。期待してしまったんだ。



そう期待した俺がバカだった。



81::2012/03/13(火) 18:47:53.42 ID:zjYnMLb+O

Sはクラスに馴染めなかった。
いや、馴染もうとしなかったんだと思う。Sはサッカー部に入ってサッカー部員と仲良くしていた。休み時間も昼休みも放課後も、いつもサッカー部の下へ行った。



82::2012/03/13(火) 18:48:41.78 ID:zjYnMLb+O

俺は悔しかった。
いつも一緒にいたSをサッカー部に盗られた気がした。俺のものじゃないのはわかってたけど、中学3年生のことがあったから余計寂しかったんだ。

そしてSがクラスに馴染まないまま1年が終わった。



84::2012/03/13(火) 18:54:21.67 ID:zjYnMLb+O

学年上がって高校2年生。
俺は衝撃の事実を聞いてしまった。


『Sが□□とつきあっている』

※□□は可愛いと有名



85::2012/03/13(火) 19:00:24.24 ID:zjYnMLb+O

俺はSも、もしかしたらホモなのではないかと思っていた。

高校1年生の数学の授業中、Sはお腹が痛かったらしく机に伏せていた。俺が「大丈夫?」と声をかけると

S「うぅ、1~手握ってー」
って言ったんだ



86::2012/03/13(火) 19:02:39.60 ID:zjYnMLb+O

俺はすぐに手握ってあげたけど、その意味がわからなくて、Sもホモなんじゃないかと思ってしまった。

だけどやっぱりSはノーマルだった。



87::2012/03/13(火) 19:04:35.29 ID:zjYnMLb+O

Sがつきあっていると知った日、俺は泣きながら帰って、夜にSにメールした。



88:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 19:09:33.07 ID:R7axvFmO0

みてるで



89::2012/03/13(火) 19:09:58.79 ID:zjYnMLb+O

そのメールも消してしまったけど

1「つきあったんやってな」

S「誰から聞いたん?そー、□□と付き合ってんねん」

1「××から聞いた。Sから直接聞きたかったな・・・」

S「あのクソ××め!!ごめんやんww」

1「まぁよかったな。おめでとう。」

S「ありがと(^0^)/1も彼女できたら教えてな!!」

という感じのメールだったと思う



90::2012/03/13(火) 19:16:53.79 ID:zjYnMLb+O

その次の日、俺は学校を休んだ。Sとはクラスは離れてしまっていたけど、Sの顔を見たくなかったし、とにかくSと□□が一緒にいるところを見たくなかったから。



91::2012/03/13(火) 19:20:25.81 ID:zjYnMLb+O

でも俺が休んだ次の日、Sは俺に会いに俺のクラスまできてくれた。

2.3言だけ話してSは自分のクラスに戻っていった。


また家に帰って泣いた。



92::2012/03/13(火) 19:23:49.53 ID:zjYnMLb+O

それからSと俺の絡みはほとんどなくなった。廊下ですれ違えば挨拶する程度。高校1年生の時のテスト前とかには一緒に帰っていたのに、一緒に帰ることすらなくなった。



94::2012/03/13(火) 19:32:58.47 ID:zjYnMLb+O

もうこの頃には、Sが大好きだった。

そして、Sへの気持ちだけが日々強くなっていき毎日Sだけを考えていた俺と、毎日が充実していたSは、高校3年生になっていった。



95::2012/03/13(火) 19:42:37.11 ID:zjYnMLb+O

結局同じクラスになれたのは高校1年生の時だけだった。

高校生活最後の体育祭ではSの団は優勝したりしていて、Sの真剣な顔を始めて見た。文化祭でも優秀賞をとったりして、Sの涙を始めて見た。

どれもこれも目にしっかり焼きけて、俺は二度と忘れないと自分に誓った。



97::2012/03/13(火) 19:47:59.19 ID:zjYnMLb+O

Sは早い段階に大学に合格していた。世間的にはEランだと思う。
もうここまできたら俺もSと同じ大学に行きたかったが、そこまですればさすがのSも引くだろし、うざがるだろうと思ったから別の大学を目指すことにした。



98::2012/03/13(火) 19:55:42.95 ID:zjYnMLb+O

俺はこの高校3年間、ずっと悩んでいたことがあった。

Sに告白するかどうかだ

チキン野郎の俺には物凄く勇気がいるし、告白すればもう二度と大好きなSとは話せない。でも告白しなければ一生後悔してしまうかもしれない。



99::2012/03/13(火) 19:56:39.26 ID:zjYnMLb+O

悩んだ。悩み抜いた。悩み続けた。最後まで悩んだ。

そして俺は決めた。



告白しよう



100::2012/03/13(火) 20:00:38.35 ID:zjYnMLb+O

俺の大学合格がきまり、もう卒業前のことだった。



101::2012/03/13(火) 20:05:46.61 ID:zjYnMLb+O

卒業式前日、俺は緊張しながらSにメールをした。

1「家おる?」

S「うん、なに?」

1「いま大丈夫?」

S「用事あんねん。ほんまごめん」


心が折れた



102::2012/03/13(火) 20:09:45.93 ID:zjYnMLb+O

卒業前に告白したかったができずにそのまま卒業式へ

声すらかけられなかった
かけてももらえなかった



103::2012/03/13(火) 20:13:09.87 ID:zjYnMLb+O

よし、二回目!!またメールで聞いた。やっぱりメールより電話の方がよかった・・・



また断られた。



105::2012/03/13(火) 20:21:44.56 ID:zjYnMLb+O

そして昨日、電話して会った。
まさに三度目の正直だった。緊張して体ガクブルだったけど、チキン野郎の俺にしては上出来だったと思う。



何かが終わり、何かが始まる。

僕は新たな一歩を踏み出した。

踏み出せたんだ。



~核心編終了~



106:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 20:32:38.51 ID:R7axvFmO0

>>105
おい内容はよはよ



107::2012/03/13(火) 20:42:12.56 ID:zjYnMLb+O

その日、俺はクラスの人達と朝から遊んでいた。気が合う人達ばかりだったので、楽しくて、時間はすぐに過ぎていって、帰る頃にはもう夜の11時だった。



108::2012/03/13(火) 20:43:18.98 ID:zjYnMLb+O

友達と別れ、一人ぼっちで歩いていた時、なぜか俺は思えたんだ。


今なら告白できる、と



109::2012/03/13(火) 20:48:14.03 ID:zjYnMLb+O

俺はすぐに行動した。
携帯の電話帳を開いて、Sを見つけ、あとは通話ボタンを押すだけ!っというところまできて、やっぱり躊躇してしまった。



110::2012/03/13(火) 20:49:00.43 ID:zjYnMLb+O

その後20分ほど葛藤して、ようやくボタンを押した。

S「もしもし?」

1「Sにお願いがあるねんけど」

S「えっ?あぁ、なに?」

1「15分でいいから出てこられへん?」

S「いいけど・・・今から?」

1「うん。」

S「わかった。」

通話終了。
寒さのせいなのか、緊張のせいなのか、ずっと体は震えたままだった。



111::2012/03/13(火) 21:01:49.67 ID:zjYnMLb+O

自分らしくもなく、俺はSに伝える事を何も考えていなかった。今思うとかなり不思議だ。
そして、少し時間を置いてからSの家の前まで行き、メールをした。


『ついた』



112::2012/03/13(火) 21:10:08.22 ID:zjYnMLb+O

送信してから20秒くらいたってSが出てきた。久しぶりにみたSはかっこよかった。

そして俺はほぼ無言で階段(Sの家の近くに階段がある)まで歩いていって、とりあえず座ろう、と言った。



113::2012/03/13(火) 21:11:27.47 ID:zjYnMLb+O

Sは終始、なにー?なんなんー?と言っていて、今から重い話をするのにSには少し悪い気がしたけど、俺はやっと重い口を開いて、ようやく言い始めた。



「楽しい話じゃないねんけどいい?」



114::2012/03/13(火) 21:25:20.89 ID:zjYnMLb+O

Sが大好きなこと、中学3年の時から好きなこと、Sと同じ高校にいけて嬉しかったこと、Sをサッカー部に盗られてさみしかったこと、
Sに彼女ができて悲しかったこと、体育祭でSが真剣な顔してたこと、文化祭でSが嬉し泣きしてたこと、Sと同じ大学にいきたかったこと、何度もSを忘れようとしたこと、でもやっぱり忘れられなかったこと・・・、途切れ途切れだったけどやっと言えた。



115:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 21:26:40.82 ID:emAE1iRK0

おおおっっ



117::2012/03/13(火) 21:35:04.45 ID:zjYnMLb+O

Sは、嘘やろ!?まじで!?罰ゲームとかじゃなくて!?とか言っていたけど、その反応見て俺が泣いてしまったから本気なんだと思ったと思う。



118::2012/03/13(火) 21:40:16.29 ID:zjYnMLb+O

以下は1→泣いてる、S→驚いてる設定でお願いします。


S「俺、付き合ってんで!?」

1「知ってる」

S「お前男に告るキャラじゃないやん!」

1「俺どんなキャラやねんww」

S「・・・何で言おうと思ったん?」

1「ずっと悩んでてん、Sに告白しようか。ほんまは卒業式前にしたかってん。メールしたやろ?」

S「あぁ、うん。」

1「あの時ほんまはもうココ(階段)におった。・・・ケジメつけたかってん。前に進みたかってん。大学入る前にどうしてもしときたかった。」



119::2012/03/13(火) 21:41:24.08 ID:zjYnMLb+O

S「これからどうすんの?」

1「結婚とかの話?」

S「うん。」

1「わからへん。これから女の人を好きになるかもしれへんし、ずっと男の人を好きになるかもしれへん。これが初恋やからな・・・、まぁなんとかなるさ・・・。」

S「このこと誰かに言ったことある?」

1「ない。言えるわけないやん。」

S「やんな・・・。でもよう言えたな!強くなったな!」

1「うん。」

S「泣くなよ~。俺でもはじめて振られた時でも泣かんかったで?」

1「女じゃないやん」

S「あ、そっか・・・」

1「グスン・・・なんか聞きたいことある?」

S「ないわ!俺いまめっちゃパニクってるからな!」



120:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 21:43:09.23 ID:XHodGgZl0

せつない…



122:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 21:55:18.62 ID:CBJaL8bw0

がんばったねー



123::2012/03/13(火) 21:58:16.00 ID:zjYnMLb+O

1「引いた?」

S「別に引かんけど・・・、引いてたらダッシュで逃げてるわ。」

1「うん・・・。」

S「えっ、ちょ、まじか・・・。勘違いやって!女の人可愛いと思わへんの?」

1「勘違いじゃないよ。可愛いとは思うけど、好きとかじゃない。」

1「でさ・・・もうこれでSに会うの最後にしようと思って・・・」

S「はぁ?何で?別になんも変わらへんで?誰にも言わんて!」

1「ううん、おれが嫌やねん。やから小中高の同窓会も・・・」

S「俺同窓会委員やで!?その時くらい来いよ!」

1「そこまでしないと、Sを忘れられへんから・・・Sも早く忘れてほしいやろ・・・。」

S「・・・じゃあこうしよ。もし1が大学生なって、ほんまに好きな人ができたら会お?」

1「・・・それがSでも?それまでずっとSが好きでも?」

ここで俺号泣ww



130:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 22:11:48.01 ID:XHodGgZl0

泣ける…



131:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 22:13:05.44 ID:XHodGgZl0

1は勇気ある子



132::2012/03/13(火) 22:13:22.32 ID:zjYnMLb+O

おまえらやめろよ・・・
今でも涙もろいんだよ・・・っ

続き
S「・・・困るやん。」

1「・・・自分が男を好きなんは異常やって思ってた。やからSを早く忘れようとアドレスとかも消した。」

S「なに一人でやってんねん・・・。俺、悪い?悪くないやんな!?」

1「うん、悪くないよ。・・・やけど忘れられへんかった。好きやった・・・!」

しばらく無言


1「最後にさ、お願いがあんねん」

S「・・・なに?」

1「俺を・・・抱きしめてくれへん?」



134::2012/03/13(火) 22:22:31.41 ID:zjYnMLb+O

これだけは考えてた。最後に絶対抱きしめてほしかった・・・。


S「・・・いいよ、それくらいするよ。・・・寒いしこれで終わりな?」

立つS、後に続いて俺も立つ。

ちょっと間を置いて、俺から抱きしめられにいった。

ギュッてしてくれた・・・

強かった・・・

ここでまた号泣ww

1「だいすきやった・・・っ!!」



137::2012/03/13(火) 22:35:19.13 ID:zjYnMLb+O

Sは俺をぱっと離して

S「バカかっ!ww ほらもう帰り!」

そう言ってSは俺の背中にぽんっと触れた。

もうSの顔は見れなかった。

最後に見ときたかったけどできなかった。

俺は泣きすぎて頷くしかできなかった。でも後悔すると思ったから、なんとかして声を絞り出した・・・。

S「同窓会こいよ!」

1(コクッ)

S「ばいばい!」

1「・・・バイバイ(消えそうな声で)」
S「自殺とかすんなよ!」

1「ゔん・・・」


俺は後ろを振り返らなかった。なんでかわからないけど、振り返らなかった。これだけは褒めてやりたい。

階段を降りきった俺はしばらくうずくまって泣いた。声をだして泣いた。



138::2012/03/13(火) 22:44:00.01 ID:zjYnMLb+O

5分くらいしてようやく家に向かって歩いた。

家族みんな寝てて、ぐしゃぐしゃの顔を見られずにすんだのが幸いだった。

そしてお風呂の中で、思う存分声をだして泣いた。



140:げろ男:2012/03/13(火) 22:53:52.91 ID:DZoNoTXw0

Sはもうちょっと1の気持ちを察して優しい対応してほしかったな。



143::2012/03/13(火) 22:58:13.23 ID:zjYnMLb+O

>>140 同性から告白されるという珍しい体験をしたので、やっぱりパニックだったとおもいます。
しかもSは雑な性格ですしww



141::2012/03/13(火) 22:54:44.06 ID:zjYnMLb+O

3年半の片思いは辛く苦しいことばかりでした。ですが後悔はありません!少しはあるのですがねww でも、Sを好きになったこと、Sに告白したことに悔いはありません!!

Sは、俺がホモだと誰にも言わないと言ってくれました。ホモだと知っていても変わらないと言ってくれました。好きになった人がSで本当によかった!!ありがとうS!!

これで俺もようやく前に進めます。一応これで僕の物語は終わりです。いままで見ていてくれて本当にありがとうございました!!質問などあれば、是非!



145:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 23:02:15.32 ID:8jpZo3a7O

今北
昨日って書いてる所があったんだけど、>>1の所は3月12日が卒業式だったって事?



146::2012/03/13(火) 23:14:08.61 ID:zjYnMLb+O

>>145 すみませんわかりずらくて・・・
卒業式の日は2月の末でした。なので一回目は2月の末。二回目は一昨日(3月11日)。で、告白できたのが昨日(3月12日)です。



147:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 23:14:21.04 ID:CBJaL8bw0

Sは充分優しい対応じゃない?
気持ち悪がらず何も変わらないって言ってくれたんだからさ
>>1は頑張って偉かったね
またSよりも好きになれる人ができるといいね



148::2012/03/13(火) 23:21:21.75 ID:zjYnMLb+O

>>147 Sはホモの人を一人知っているらしいです。その時も別に引かずに、そういう人もいるんだーとしか思わなかったそうです。

ありがとうございます!そうか!Sより好きな人を見つけて、付き合って、Sに見せてやります!はっ、目標が一つできました!!



149:名も無き被検体774号+:2012/03/13(火) 23:42:56.17 ID:teLKN0tPO

凄い良い話だった
好きになるのには理由とか決まりとかないよね
>>1の純粋な思いがとても伝わって来て良かったよ



150::2012/03/13(火) 23:47:45.30 ID:zjYnMLb+O

>>149 そういっていただいて本当に嬉しいです。ありがとうございます!



157:名も無き被検体774号+:2012/03/14(水) 02:32:12.87 ID:TTuZ8ck00

1おつかれ。自分見てるみたいだったわ。
俺も夏に告白したが、突き放されたわ。
そのことを話に出すと叱責される。

同じ大学に行くと云々の話は共感できる。遠く離れた大学へ行くことにした。
10年20年先のこととか考えるともういやだってなるね。



156:名も無き被検体774号+:2012/03/14(水) 01:48:05.80 ID:J8iQqzDbO

1の勇気に拍手。
同性を好きになるのは、マイノリティーだけど、異常ではないって事は覚えててね




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