2012年1月22日日曜日

ルームシェアがたったの1ヶ月で破綻した話をする

1:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:21:08.02 ID:QCiaAUOu0

たったらかく





3:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:22:51.11 ID:QCiaAUOu0

では、かきます。もし暇な方がいたら読んでくれると嬉しい。

スペック
私(1) 女 当時20歳

Aちゃん 女 当時21歳 高校時代の先輩

もともと私とAちゃんは高校時代の先輩後輩で、在学中はまあ普通に話しはする仲だったが卒業してから急速に仲よくなった。
Aちゃんは見た目は結構派手で可愛く、スタイルも良くて、ピンクやお姫様系が好きでTHE女という感じ。
だからパッと見はどちらかといえばスイーツというか、オタクとか嫌いそうなイメージなんだけど、
実際は私よりも生粋のオタクだった。
趣味はコスプレで腐女子。グッズとか収集するのも好きで結構な浪費家だった。
私自身も昔からオタク気質ではあった為、Aちゃんに影響されてどんどん知識も増えて共通の話題も多くなり楽しかった。

ただ私は腐女子にはならなかったし、
自分の容姿にコンプレックスもあったからコスプレにも興味が湧かなくて、そういう話にだけはいまいちついていけなかったけど。




4:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:24:07.46 ID:QCiaAUOu0

しょっちゅう一緒に遊んでたし、人には言いづらい悩みとかもすごい相談してた。
Aちゃんも同じように私にいろいろ相談してくれた。
誰にも言ってないけど、実は女の子を好きになったことがあるって話を聞いたときはさすがにびっくりはしたけど、
でも特に引いたり見る目が変わったりすることもなかった。Aちゃんにはもうかれこれ5年近く付き合ってる彼氏もいるのでレズではない。


あと在学中にもちらっと聞いたことがあったけどAちゃんの家族はなかなか複雑らしく、母親を病気で亡くした話や幼い頃に父親に虐待まがいなことをされた話、聞いてるだけで涙が出るような辛い話をたくさん聞かせてくれた。

その為Aちゃんは一人暮らしをしていて、私もしょっちゅう泊まりに行ってた。
お互いが本当に良き理解者だった。


ただAちゃんは同じ高校の人からの評判がいまいち良くなかった。
別にいじめられてたとか嫌われてたとかじゃないんだけど、あまり信用されていないというか。
印象的なのが、在学中のある日Aちゃんが「昨日ずっと男の人に後をつけられて走って帰った」と話してたとき、「また始まったよ・・」みたいな空気になったこと。
私はAちゃん可愛いしあり得ない話じゃないと思って心配して聞いてたんだけど、「あいつしょっちゅう嘘つくから相手しなくていいよ」と後々言われたりした。

でも私はAちゃんの評判がいくら良くなくても、みんなAちゃんのことをよく知らないからだ!って思ってた。
Aちゃんはあまり体も強くなくて、情緒不安定になることも多くあったんだけど、私が支えなければ!とかも思ってた。




7:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:27:07.91 ID:QCiaAUOu0

そんなある日我が家の両親が別居することになり、私は母と妹と一緒に家を出ることになった。
うちは結構貧乏だった。でも貧乏なりに母が気を使って子供に貧乏を悟らせないように生活していた為、高校を卒業するまで我が家は貧乏だなんて気付かなかった。

まあお金持ちではないことは確かだが、それでもそれなりに普通の家庭だと思ったら結構笑えないくらい貧乏だった。
父親の借金がまだたんまりあるとか、学費ローンがまだたんまりあるとか。
なんで早く言ってくれなかったんだって思った。

今までこんなに何不自由なくお金かけてもらって育って
このままじゃダメだと思った。

まだまだ子供の自分には恩返しとまではいかないけど、せめて負担をかけないように自立しようと思った。
ただ今までだらだら甘えて暮らしてた私にいきなり一人暮らしはハードルが高いことは自分でもわかってたので早速Aちゃんに相談をした。
最初はどのくらいお金かかるかとか、生活はどんな感じかとか相談してたんだけど、だんだんシェアってどうなんだろうみたいな話になって

私「Aちゃんと一緒に暮らせたら楽しいだろうな~」
A「私も1とだったら一緒に住んでもいいかも。ちょうど引っ越そうと思ってたし」

みたいな感じで一緒に住んじゃう?みたいな流れになった。
一応その日は勢いで決めるものじゃないし一旦ちゃんと考えてから決断しようって解散したんだけど、結局改めて話したときにはお互いもうノリノリだった。

一緒に住んだらこれしようとかあれしようとか話してる時間が楽しくて仕方なかった。夢は膨らむばかりだった。




8:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:27:24.36 ID:/JiHTOwg0

シェア考えてたとこだから参考にするわ




12:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:30:51.35 ID:QCiaAUOu0

>>8
ありがとうございます!
参考になるかわかりませんが引き続き読んでくれると嬉しいです。




10:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:28:54.93 ID:QCiaAUOu0

初めて物件を見に行った日
なんだかいよいよ本格的になってきてすごく緊張してた。

正直どの物件を見てもいまいち気が乗らなくて、Aちゃんの付添人みたいな感じになってた。
あれが嫌だこれが嫌だとばんばん意見を言ってくるAちゃんと違ってなんの意見も言えずにただ黙ってる私に対してAちゃんは
「2人で住む家なんだからもっとちゃんと意見言ってよ。それともやっぱりシェアは嫌になった?」と聞いてきた。 引き返すなら今しかなかった。

でも私は実感がわかなくて緊張してるだけだと答えた。このときは本当にそうだと思ってたんだ。

何件目かの物件仲介会社に入ったとき、Aちゃんの目の色が変わった。
物件を紹介してくれるお兄さんが好みだったらしい。
Aちゃんはえらいお兄さんを気に入ったらしく
この人の紹介する物件で決めたいと言い出した。
物件を見に行くまでの車の中でのAちゃんのはしゃぎようは凄かった。お兄さんに質問攻めしてキャッキャしてた。
人見知りな私は2人の会話を聞いてひたすら愛想笑いをすることしかできなかった。相変わらず気分は何故か乗らなかった。

そして見に行った物件をAちゃんは気に入った。
あたしも今まで見てきた中ではわりと気に入ってはいた。
ただ気になったのが隣同士になってる部屋を仕切っているのが襖だということ。
できれば完全分譲かせめてちゃんと壁で仕切られている部屋が良かったのだが、結局なかなかそんな家は見つからず、予算内で考えるといろいろ厳しかった。

なによりAちゃんが気に入っていて「1がいいなら私はここで良いと思う」と決断を私に委ねてきた。
まあ一緒に住むのAちゃんだし大丈夫かなって思ってその家に決めた。




13:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:32:12.10 ID:QCiaAUOu0

帰り道、Aちゃんは私に物件会社のお兄さんを「あの人いいじゃん!1、あの人ダメなの?」とオススメしてきた。
お兄さんは確かに素敵な人だったけど、私は恋愛にかなり時間をかけるタイプでかなりの奥手。
そんな喪女の私とは正反対で積極的なAちゃんは
お兄さんのアドレスをゲットしようとか、お礼を兼ねてお店に顔を出そうとか、もっと仲良くなれるようにしようってすごく熱心だった。

「1には幸せになってもらいたい」と言っていた。嬉しかった。

数日後Aちゃんに会ったときお兄さんと連絡を取ってることを知った。

Aちゃん「そういえばさー、あのお兄さんから食事誘われたよ」
私「え!いつの間にアドレス交換したの?」
Aちゃん「こないだちょっと用があったからお店に連絡して、アドレス教えてメールもらった。で、何通かやり取りしてたら食事に誘われた。2人で。」
私「そ、そっか。いいじゃん!素敵な人だって言ってたし食事行ってくれば?」
Aちゃん「んーなんか飽きちゃったんだよね。まー奢ってもらえるなら1回くらい行ってもいいかなって思ってるんだけど」

まあ別に私自身お兄さんと恋愛しようと思ってなかったからいいんだけど、
「1に幸せになってもらいたいからお兄さんと仲良くなりなよ!」って言ってくれてたAちゃんはそこにはいなくてなんかちょっとショックだった。




14:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:33:17.94 ID:QCiaAUOu0

諸々の手続きを済ませたとき
自分の貯金額がごっそり減ったことにすごく動揺した。
私は貯金するのが好きな為、その歳の割には結構貯金できてた方だったけど、ケチだし大きな買い物もしたことなかったから

現実の厳しさに早くも打ちのめされた。お金に余裕もない私は引っ越しを仲良かった男友達(以下Bくん)にお願いすることにした。
Bくんとはしょっちゅう食事に行ってて、当時一番仲が良かった。元々は某SNSサイトで共通の趣味を通じて知り合ったんだけど、
家も近くて同じ学校に通ってたOBってこともわかってどんどん仲良くなった。
お世辞にもイケメンとは言えないけど、優しくて面白くて正直ちょっと気になってた

BくんにもAちゃんの話はしょちゅうしてて、引っ越し先がBくんの家のすぐ近くになることもあって3人で仲良くなれたらいいなって思ってた。
引っ越しを手伝うってことは家を知らせるわけだし、AちゃんにもちゃんとBくん紹介しておかないとなって思ってたこともあって
引っ越しが終わった夜に早速3人でご飯を食べに行った。

AちゃんとBくんもすごい気が合ったみたいで、すごく楽しかった。
でも2人が自分よりも共通の話で盛り上がってるときは少し胸がチクチクしてた。

解散して2人で家に帰ってくると早速Aちゃんに「1ってBくん好きなんでしょ?」と言われた。
そんなことないよ、と口では言うものの、あのチクチクはやっぱり嫉妬なんだろうかとか考えた。

私「いい人だなーとは思ってる。好きっていうかもっと仲良くなりたいって感じかなあ・・。すごく気が合うし一緒にいて楽しいし、でも焦らず時間をかけたい」
Aちゃん「そっかー。でも私は1とBくんが付き合ってくれたら嬉しいなー!応援する!」

Aちゃんがそう言ってくれたのがすごく嬉しかった。
もし付き合えたらWデートしようとかAちゃんが盛り上がって、気が早いな~とか笑いながらも本当にそうなったらいいなーって思ってた。

そして私たちの楽しいルームシェア生活が始まった。


はずだった。




17:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:34:58.80 ID:QCiaAUOu0

私はとにかくお金がないので毎日毎日朝から晩までバイト生活だった。
お金がないというストレスを初めて味わった。今まで以上にケチになった。
Aちゃんはというと父親から仕送りを20万ほど毎月貰っててバイトなんてずいぶんしていなかった。
それでも元が結構な浪費家の為出費はかなりあるからそろそろバイトしよーかなーみたいなこと言ってた。

それも私には少しストレスになってた。

毎晩遅くに帰ってくると電気つけっぱなし、ヒーターつけっぱなしで寝ていたり、ケチな私はつい小さいことが目につくようになった。
指摘すると「でも1もこないだ○○やらなかったでしょ!」みたいに言われてちょっとした喧嘩みたいになったときもあった。

一緒に暮らすためのルールをつくろうってAちゃんが言いだして、確かに最低限そういうのは必要だな、と思って2人で話し合った。

まず出掛けるときは何時にどこに行っていつ帰ってくるかを相手に伝えること。
正直なんで親でも恋人でもないのにそこまで言わなきゃいけないんだって思った。
でもAちゃんは心配だからそうしてくれと言った。
あと、どちらかが留守中に誰か人を家に呼ぶ時は必ず報告すること。

他にも簡単なルールをいくつか決めた。
必要なくね?って思ったルールもあったけど、まあこのくらいきっとルームシェアなんかにはつきもので、そのうち慣れるかなって思ってた。

ちなみにBくんとはたまに連絡はとるけど、前みたいにご飯食べに行ったりって時間がなくなってしまっていた。

ある日バイトから帰るとAちゃんとAちゃんの彼氏がいた。
Aちゃんの彼氏とは一応顔見知りではあったけどまともに話したことはなかったので軽く挨拶をして一緒に話してた。
どうやらA彼はAちゃんの為に本棚を作っているみたいだった。
いい彼氏もって羨ましいなあとか思ってるとAちゃんが突然

Aちゃん「あーあ冷たい!1が帰ってきた途端冷たい!あーあーやだやだ!」

って言い出した。
彼氏に対してわざと拗ねてる感じだったけど、少なくともあまり良い気分にはならなかった。
そーこーしてる間に本棚は出来上がっていてAちゃんは大喜び

Aちゃん「さすが!我ながら良い彼氏を持ったよ~。1も彼氏作るならこんな良物件見つけなね~」

う、うんそうだねー。って相槌うってるときに携帯が鳴った。
酔っぱらったBくんからだった。




22:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:40:26.58 ID:QCiaAUOu0

Bくん「今飲み会帰り~寒ぃ~。カイロもって誰かいねぇかな~」

酔ってたし、明らかに冗談っぽい感じだったけど私は少しでも会いたくて、家を飛び出した。
Aちゃんには止められたけど、振り切って自転車マッハに漕いで駅に向かった。途中のコンビニでカイロも買った。
駅について電話かけてまさか本当に私が来ると思っていなかったらしくびっくりしてたけど少しでも会って話せて嬉しかった。
ちなみに帰りは道に迷って半べそかきながら家に帰ったw

次の日、バイトに行こうとしたらAちゃんに呼びとめられた

Aちゃん「今日Bくんとご飯を食べてくるかも」
私「えっ」
Aちゃん「まーでも迷ってんだよね~。1が行くなって言うなら行かない。私はBくんより1の方が大事だし。」

正直行ってほしくなかった。でも行ってほしくないってハッキリとは言えなかった。
AちゃんにはBくんのことまだ好きとかじゃないって言い続けてたから。でも精一杯本当は行ってほしくないオーラを出した。

Aちゃんも察してくれたらしく、「やっぱもう好きなんじゃないの~?」ってからかってきた。
私も少し素直になろうと思って、「実は結構気になってる」と話した。
ただやっぱり彼女でもないのにわがまま言えないと思って、ご飯には行かないでほしいとは最後まで言えなかった。




23:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:42:01.52 ID:QCiaAUOu0

バイトから帰ったら家にAちゃんはいなかった。
冷蔵庫の中にもつ煮を作っておいたから食べてくれと置手紙があった。
私はもつが苦手で、正直あまり美味しくなかった。
Aちゃんはどうしたんだろうと思って電話をかけてみた。

Aちゃん「もしもーし」
私「Aちゃん?あれ?今どこー?」
Aちゃん「Bくんとご飯食べてるー」

結局Bくんと2人でご飯食べてた。

朝のあの感じだとご飯には行かないみたいな雰囲気だったからびっくりした。
でも確かに私もハッキリ「行かないでほしい」と言ったわけではなかったので仕方ないなと思った。

Aちゃん「冷蔵庫のもつ煮食べてくれた~?美味しく作れたか凄い不安なんだ~」
私「あ、うん。食べたよ~!美味しかったよ!」
Aちゃん「ほんとぉ~?よかったぁ~!1の口に合わなかったらどうしようかと思ってたよ~!」

せっかく作ってくれたんだからって思って嘘をついた。

Aちゃん「あまり遅くならないうち帰るね~」

そう言って電話を切った。
ところが終電が明らかにない時間になってもAちゃんは帰ってこなかった。




25:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:44:14.87 ID:QCiaAUOu0

終電を逃したのかな?大丈夫かなあ・・
とかいろいろ考えながらAちゃんに電話をかけた。
何度コールしても出なかった。さすがになにかあったんじゃないかと心配になった。
そしてまさかな、と思いながらもBくんの携帯に電話してみた。

Aちゃんが出た。

Aちゃん「あ・・もしもし、1?」
私「え、あ、なんだ良かった。何回電話しても出ないから心配したよ。今どこにいるの?」
Aちゃん「え?あーちょっと待って!(Bくんに)今どこらへん~?・・○○らへんだって!」
私「○○!?そんなとこにいるの?」
Aちゃん「うん。ごめんね心配かけて!私は大丈夫だから先に寝てていいからね!」

どうやら2人はドライブしているようだった。
結局その日は胸が苦しくて全然眠れなかった。
Aちゃんが帰ってきたのは朝方の4時だった。




26:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:45:27.02 ID:QCiaAUOu0

次の日、私たちの間には気まずい空気が流れていた。
というか、私はAちゃんに冷たくしてしまっていた。すごく子供っぽいけど、昨晩の件で嫉妬していた気持ちがわかりやすく態度に出ていたと思う。
そんな私を見てAちゃんは

A「別にBくんとご飯に行く気はなかったんだけどさ、1がこないだ夜中にBくんに呼び出されて駅に行ったでしょ?そういうの止めてくれってお願いしに行ったの」
は?ってなった。なんでそんなことわざわざ言いに行くのかと。

Aちゃん「1はすごく良い子で素直な子だから、冗談でもそういうこと言われると周りが見えなくなってあーいうことになっちゃうから、危ないし心配だから止めてくれって。私は1を想って言いに言いに行ったんだよ」

私「いやいや、あれは私が行きたくて勝手に行っただけで、Bくんが呼びだしたわけでもなんでもないよ!そんなの余計なお世話だよ」

Aちゃん「あーあー面倒臭い!そんな嫉妬されるなら紹介なんてしなきゃ良かったのに!もういちいちそんな態度なら2度と友達を紹介しないでいいから。あー面倒臭い。わかったわかった。もうBくんとは2人で会わないよ。私からは連絡しないし、連絡来ても全部報告すればいいんでしょ?それで文句ない?」

Aちゃんの言うとおり、嫉妬するくらいならお互い紹介するべきじゃなかった。
でも言い訳をするなら、まさかこんなことになるなんて思ってもなかったんだ。

3人で仲良くとは言ったけど、まあこの先顔を合わせることも増えると思うから知っておいてもらった方がいいだろう。というレベルで紹介したつもりだった。
甘いと言われるかもしれないが、私はまさか2人がそんなに急に親密になるなんて想定外だった。




27:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:46:43.22 ID:QCiaAUOu0

私「連絡をとるなとか会うなとか、そういうことを言いたいんじゃないんだ。まさかこんな展開になるとか思っていなかっただけで」
Aちゃん「だって1忙しくて全然3人じゃ会えないじゃん」

私「そりゃ今はお金ないから働かないと・・。とりあえず生活に慣れて安定して収入を得るようになるのが先決だと思ってるんだけど」
Aちゃん「3人で会いたくてもバイトバイト~って1が忙しそうだからさ、だから結局2人で会っちゃうんだよ。」

私「確かにそうだけど・・。まずは3人の時間より2人の生活が大事なんじゃないの?まだシェア始まって全然経ってないんだよ?」
Aちゃん「言っとくけど私たちはいつも1の話をしてるよ?1は良い子だって話ばっかしてる。あとは趣味の話しかしてないしそんな色気のある仲でもなんでもないよ。
別にBくんと付き合おうとか1との仲を引き裂こうとかそんなつもりもないよ。
第一私には彼氏いるんだし!Bくんも知ってるし!
だから心配しないでいいよ。私はBくんよりも1の方が大事。
だから1の嫌がることはしたくない。1のこと応援したいだけ」

そうAちゃんに言われて、とりあえず和解した。

その日の夜、和解した証に今度は私がご飯を作ろうと思い、冷蔵庫にあるもので適当に作った。
料理がそもそもそんなに得意じゃないので難しいものは作れないんだけど、そのときは我ながら結構美味しくできた。

Aちゃんはお腹空いてないからいらないと言った。




28:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:46:49.02 ID:99Rh67Ck0

いいねえ
ドロドロや




32:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:50:09.08 ID:QCiaAUOu0

>>28 今思うとほんとに昼ドラみたいです・・




29:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:48:21.87 ID:1ygon2Om0

お腹空いてないからいらない、か




32:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:50:09.08 ID:QCiaAUOu0

>>29 一口でもいいから食べてほしかった。




30:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:48:28.23 ID:QCiaAUOu0

次の日Aちゃんは前に住んでいたところに用事があっていかなければならないと言って出て行ったんだけど、帰ってきて早々にやたら怯えていた。
捨てたはずの自分のゴミが家の前に広げられていたと。
全部自分のゴミだった。怖い。って言ってた。
前にAちゃんは自分にはストーカーがいると言っていた。
いつも駅の改札で自分を待っていると。
あと前に自分も好意があって仲良くしていた男性がストーカー化したとか。
Aちゃんの周りはやたらとストーカー率が高かった。

かなり前にバイトをしていたとき、バイト先の人に「何か欲しいものはあるか」と聞かれ、「ブランド物のバッグ」と答えたらその通りのものを買ってこられて気持ち悪いから辞めた。バッグは貰ったけど。って話を聞いたこともあったから、ちょっとAちゃんは小悪魔的というか、下手したら恨まれたり付きまとわれたりって可能性はすごい高い子なんだ。

こういう出来事があるとAちゃんは凄く情緒不安定になる。
まあ誰でも怖い出来事があったらそうなると思うけど。

Aちゃんはよく「構ってちゃんメンヘラは大嫌いだ!本物のメンへラは凄く辛いんだ!」って言ってた。

Aちゃん曰く、自分は本物のメンヘラらしい。前から精神的な病気持ちとは聞いていたけど、たまに情緒不安定になるだけで別に自傷癖があるわけでも不健康な感じもしない。

私は当時「メンヘラ」という単語を知らなくて、あまり深く考えていなかった。
数日後Aちゃんに障害者手帳を見せられてびびった。「1と暮らすなら1は家族みたいなものだから、ちゃんと話す」って言ってたんだけど実はAちゃんの病気のことは結局聞けなかったんだ。今もそれは本当に後悔している。

まあそんな感じでAちゃんはたまに情緒不安定になるんだけど、そんなときはひたすらなだめて落ち着かせる。
怖い出来事がまたあったら、とりあえず自分のボディーガードを呼ぶと言ってた。
私も1度だけ会ったことがあるんだけどダンディーなおじさまだった。
Aちゃんの父親がお金持ちなのは知ってたけど
一体どんな生活してたんだとちょっと思った。




31:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:50:05.27 ID:pvwEqtK90

もとシェア相手と絶交の俺 支援




35:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:51:52.74 ID:QCiaAUOu0

ある日Bくんから「Aちゃんが○KEAに行きたいっていうから3人で行こう」とメールがきた。
Aちゃんは相変わらず「1はどうする?1が行くなら行く」って感じ。もしここであたしがうじうじしてまた変なことになるのも嫌だったから予定を合わせて行くことにした。
なんだかんだ久しぶりにBくんに会えるし、3人で楽しく過ごせる日をすごい楽しみにしてた。

当日、Bくんの車に乗り込む。
以前から助手席に乗っていたから、この日も癖で助手席に乗り込んだ。
最初のうちは3人でワイワイすごい楽しかった。でも常にAちゃんは運転席と助手席の間に身を乗り出していて、Bくんも会話のほとんどをAちゃんにかけている感じがした。
もちろん私の被害妄想かもしれないし、そのときは気にしないように会話を楽しんでいた。というか自ら会話に入らないと置いてけぼりにされそうだった。
目的地に着いてたくさんの家具や生活雑貨を見て回ったんだが、やっぱりお金がないときの買い物ほどつまらないものはない。

Aちゃんは目的のものをバンバン手にとったり、すごい楽しそうだった。
「1、これ買いなよー!」とか「これ安いよー!」とか教えてくれるんだけど、どれも今の私には高くて買えないものばかりだった。

完全にAちゃんの買い物に付き合ってる感じだったけど、退屈してますオーラを出すのはまずいし生活雑貨を見るのは結構好きだから適当に合わせていた。
しばらく歩きまわりながら私がちょっとよそ見をしていると、気付いたら2人はいなかった。
広い店内で迷子になるわけにはいかないと慌てて2人を探した。とあるコーナーで家具を見ている2人を見つけたが完全にカップルのデートって感じだった。

結局私は何も買わず、Aちゃんはいくつか雑貨を買っていた。
なんだかグッタリ疲れてしまった。
帰りの車で寝てしまおうかとか考えてたらAちゃんが先に寝た。
せっかくBくんが運転してるのになんとなく2人で寝るのは申し訳なくて、私は起きてBくんと話してた。
久しぶりに2人でする会話に私はちょっと嬉しくて、多分今日の中で一番ウキウキしてたと思う。
楽しかったんだけど、心なしか今までみたいに会話が弾まない気がした。まあ私がBくんを意識してしまったからだろうなって思ってた。

そしてクリスマスに事件は起こる。




33:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:51:00.21 ID:2CTYUJOZ0

ありがちすぎて怖い(沙*・ω・)




38:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:55:53.70 ID:QCiaAUOu0

>>33
当時はほんと考えもしない展開でした・・。




36:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:51:55.10 ID:9+axs7Af0

私も一度友達とシェアしようとして物件見に行ったりもしたが、
後で冷静になってやめた。

近いうちに誰かとシェアしようかと思ってたけど、
やっぱ考えるな、こうゆうの見ると。




38:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:55:53.70 ID:QCiaAUOu0

>>36
うまくやってける人はやってけると思うけどでも私はもっと冷静になっとけばって思いました。




37:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:52:57.99 ID:VfZ++xNJ0

最後

昨日AちゃんとD君の話になって、
カチンと来て、包丁でめった刺しにしました

テヘペロ




39:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:57:08.14 ID:QCiaAUOu0

>>37 D君だれww

クリスマス当日、私は仕事先に行かなきゃいけない用事があった。
なかなか携帯を見れない状況だったので、確認できたのはもう夜遅い時間だった。
メールがたくさん来てた。AちゃんとBくんからだった。

Bくん「今日3人で飲もうよ~」
Aちゃん「今Bくんから今日3人で飲もうって連絡来たんだけど1どうする?」
Bくん「今日仕事?何時まで?飲めない感じ?」
Aちゃん「Bくんから連絡来るんだけど、1今連絡とれない状況なのかな?」
Bくん「しゃあない・・1人で飲むか・・」
Aちゃん「とりあえず1が来ないなら私は行かないね!友達からカラオケ行こうってお誘いもらったから、そっちに行きまーす!夜あんまり遅くならないように帰るね」

って感じだった。
夕方くらいに来たメールだったから、2人に悪いことしたな~って思ったけど、Aちゃんが他の友達と遊んでるってわかってちょっと安心した。

家に着いて、もう夜も遅いし歯磨きして寝ようとしてたとき、玄関のチャイムが鳴った。
こんな時間に誰だ?って思ってドアを開けるとそこには

AちゃんとBくんがいた。




40:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 21:58:12.12 ID:QCiaAUOu0

え?え?って混乱状態の私。

私「なに、どうしたの?」
Aちゃん「一緒に飲んでた~」
私「カラオケ行ったんじゃなかったの?」
Aちゃん「あ~行くのやめた~」
私「その連絡までは入ってなかったけど・・」
Aちゃん「ごめんごめん電池きれちゃってた~」

そういうとAちゃんは「酔っちゃった~」と物凄い勢いでへたりこんだ。

私「え、結構飲んだの?」
Bくん「いや、てかここに来るまでは全然こんな感じじゃなかったんだけど・・」

Aちゃんがあまりお酒を飲まない人なのは知ってた。
自分は酒癖が悪くて、前に人の家のテレビを壊してしまったことがあると。
だから人前ではあまり飲みたくないと言ってた。
私はAちゃんと飲んだことがないので、Aちゃんが酔ってる姿は初めてみた。

私に抱きついてそのままAちゃんは寝そうになってた。

私「ちょ、とりあえず着替えて寝よう。ここで寝たら風邪ひくから部屋行こう。Bくんはちょっと私の部屋で待ってて」

そう言って私はAちゃんを着替えさせて寝かしつけた。




47:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:04:35.39 ID:QCiaAUOu0

いろいろ頭が混乱していたが、とりあえずAちゃんを寝かしつけた後はBくんと2人で楽しく話してた。
少しの間Bくんと他愛もない話で盛り上がっていると突然私の部屋のドアが開けられた。Aちゃんだった。

Aちゃん「頭痛いし気分悪いからちょっと散歩してくる」

時刻は深夜2時を過ぎていた。
さすがに危なすぎるだろうと2人で必死に止めた。
Aちゃんに近寄った途端また帰ってきたときみたいにへたりこんだ。
今思うと酔ったフリなんじゃないかって思うくらいワザとらしかったんだが、その時の私はただただ心配だった。
とりあえずまたBくんを部屋で待たせ、Aちゃんをベッドに寝かせた。

私「こんな状態で散歩になんか無理だよ。具合悪いならベッドで寝てないと」
Aちゃん「やだ。1がそばにいてくれないとやだ」
私「じゃあ寝るまでそばにいるからさ」
Aちゃん「でも寝たらいなくなるんでしょ?」
私「いなくなるわけじゃないよ、自分の部屋に戻るだけだよ」
Aちゃん「じゃあやだ」
私「いやいや、でもこのままBくんほったらかすわけにもいかないでしょ?」
Aちゃん「やだ。1がいないとやだ」




45:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:02:30.37 ID:iMsBVZBw0

可愛い女の子と一つ屋根の下とか裏山死刑




52:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:08:02.32 ID:QCiaAUOu0

>>45 可愛い顔した悪魔ってこともあるんだぜ・・




49:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:06:40.43 ID:QCiaAUOu0

お前がBくん連れてきたんだろうが・・
と思いながらもAちゃんはやだやだ言いながら目をかっぴらいて寝る気配もないし、爪が食い込むほどの凄い力で私の手を掴んでいた。

しばらくその状態で私もどうすることもできず、仕方ないから寝るまでAちゃんの傍にいることにした。

私「わかったよ。じゃあとりあえずBくんに帰ってもらうから手を離して」

あっさり離した。爪の痕がすごい残ってた。
Bくんに事情を簡単に話して、帰ってもらった。

Bくんを帰したあとAちゃんの部屋に行くとAちゃんはケロっとしていた。

まるでいつもの普通のAちゃんに戻ってた。
でもとりあえずまたあの状態に戻られたらいやなので、その日はAちゃんのベッドで2人で寝た。
Aちゃんは「Bくんが思ったよりもいい人だった」とか「Bくんは良いと思うよ」とか言ってた。

正直何を言われても説得力がなくて、胸がザワザワしていた。




50:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:07:06.94 ID:1ygon2Om0

1依存されてるなー




55:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:12:06.01 ID:QCiaAUOu0

>>50
Bくんから離れさせたかっただけだと思ってたけど、やっぱり依存されてたのかな




51:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:07:36.35 ID:qDqpVQhS0

こういうAちゃんみたいな女の人いるよね。リアリティあって怖いお。




55:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:12:06.01 ID:QCiaAUOu0

>>51
今はメンヘラスレとか見たりしてるからわかるけど、当時は全部信じてたし真に受けちゃってました・・

もうすぐ大晦日。
Aちゃんは30日友達が2人来ると言ってきた。
毎年一緒にコミケに行く友達で、今年も一緒に行くから泊まっていくと行ってた。
特に問題もないと思っていたので承諾した。

30日、言っていた通りAちゃんの友達が2人来た。腐女子仲間らしく、腐った話ですごい盛り上がってた。
31日、バイトが早めに終わった。なんだかんだあったけど、でもせっかくの年越しという大きなイベント!よく考えたら2人で何かをやったことはなかったし、
今回はBくんとかなしで、2人で過ごしたいと思ってた。そこでまた楽しく過ごせたら、新年またちょっと頑張ってみよう!とかも思ってた。
早速私はAちゃんに電話をしてみる

私「今バイト終わったよー!せっかくだから年越しなんかしようよ!」
Aちゃん「え・・?あ・・・うん・・」
私「あれ、もしかしてなんか都合悪い?」
Aちゃん「いや・・そんなこともないんだけど・・とりあえず今人に会ってて、家帰れるくらいになったら連絡する。ごめんね」

なんかAちゃんの様子がおかしかった。
全然乗り気じゃないって感じだしなんかアレ・・?って感じだった。
とりあえず、Aちゃんが帰ってくるまでまっすぐ家で待つことにした。
帰ってる途中にBくんから「初詣行こうよ~」ってメールが来てた。
少し気持ちが揺れたけど、今回は2人で過ごしたいと思ってたのでとりあえず返信はしなかった。

家に着いて、扉を開けたらAちゃんの友達2人がいた。




53:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:08:34.25 ID:uWYnpwVL0

シェアしてたり、考えてる人が意外と多くてびっくりだ。
周りにいないから驚かれることが多いのに




56:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:16:19.65 ID:QCiaAUOu0

>>53 
私の周りには他にもルームシェアしてる人がいます!うまくいってる人はいってるからやっぱり私たちの生活に問題があったんだろうな・・




54:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:09:54.00 ID:iMsBVZBw0

>>1・・・俺と一緒に暮らさないか?




56:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:16:19.65 ID:QCiaAUOu0

>>54
もうルームシェアはこりごりw

めっちゃくつろぎながら漫画読んでて、え?え?あれ?私家間違えた?ってテンパってたら友達さんが慌てて事情を説明してきた。

どうやら急に人に会ってくると言って、鍵を託し出て行ってしまったらしい。
もうすぐ私たちも帰りますほんとすみませんって感じで友達さんも気まずそうだった
いやいやいくらなんでも無責任だし非常識すぎるだろ!家主なしでお留守番ってなんだよ! 仮にもここは2人の家。

私にとって友達さんはあくまで「赤の他人」なわけで
別になにか疑うわけではないけどそれでもやっぱりいい気分じゃない。
聞く話によるとAちゃんが一方的に出て行っちゃったみたいだし、友達さんも少し困ってる感じだった。というか申し訳なさそうだった。
私が完全に呆れているとAちゃんから電話がきた。

Aちゃん「あ、もしもし1?」
私「もしもしAちゃん?今家着いたら友達さんが2人でいたんだけど・・」
Aちゃん「え?あぁそうそう。まだいたんだ~。ところで、ちょっと話があるんだけど、駅の方まで来れる?」
私「いやいや駅まで来れる?じゃなくてさ・・」
Aちゃん「待ってるから!じゃね~」

切られてしまったので仕方なく駅に行くことに。
Aちゃんの友達さんに私から謝罪をすると、友達さんたちもすごい謝ってきて、もう私たちも帰ります!って用意してた。
なんかもう嫌な予感しかしない状態で駅まで向かってると途中でAちゃんと遭遇した




58:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:17:55.25 ID:QCiaAUOu0

私「・・・え、なに話したいことって」
Aちゃん「・・いきなり聞くね~」

いきなり聞くね~じゃねぇよ!こっちだってこんなセリフ本当は愛の告白をされる前に言いたかったわ!
いやもしかしたら愛の告白かもしれないぞ・・まさかこのまま百合道まっしぐr

Aちゃん「Bくんのこと好きになっちゃった・・かも」

愛の告白だった。




60:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:19:13.68 ID:QCiaAUOu0

いや、正確に言えば私に対してじゃないから違うのか。
ぐるぐる混乱するかと思いきや、なんか結構想定内だったのか、割と冷静で「やっぱりな」って感じだった。

私「え、でも彼氏は・・?」
Aちゃん「今別れてきた。」

大晦日に、友達を家に招待しておいて、その友達をほったらかしてどうやら彼氏に別れを告げに行っていたらしい。
ちなみにこの2、3日前にAちゃんは彼氏がドタキャンしたからと言って大型のテレビを買わせていた。

Aちゃん「だから、私もう好きになっちゃったから。相手か1だろうと容赦しない。Bくんはもしかしたら1を好きかもしれないし、どうなるかわからないけど、
正々堂々私は私のやり方でBくんを振り向かせる。だから1も自分のやり方で頑張ってほしい」

宣戦布告だった。
なんかもう「うん・・」しか言えなかった。
2人を紹介しなければよかったって本当に後悔した。

Aちゃん「私は今日Bくんに初詣に誘われてる」
私「あ、うん・・それは私にも来たよ・・」
Aちゃん「私は行くよ。1が行かないって行っても私は行く」

この状況で3人で初詣に行ってもちっとも楽しい予感はしなかった。
でもここで私が行かないと言ったら、2人はウキウキ年越しで、私は寒い部屋でぼっち年越しだ。それだけはなんとしても避けたかった。
本当はまた仲を取り戻したくてAちゃんと2人で過ごしたかったのに、まさかこんな状況になってしまうなんて思いもしてなかった。
結局3人で初詣に行くことになった。Bくんが車で迎えにきて、私はいつものように助手席に乗り込む。
恐らく今は私よりAちゃんの方がこの助手席に座る回数は多いのだろうけど。
キャッキャとはしゃぐAちゃんを横目に、私はこの場の空気を乱さないようにするので必死だった。




61:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:21:07.36 ID:qDqpVQhS0

人のものを奪わないと気が済まないってのは典型的メンヘラ




65:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:28:05.90 ID:QCiaAUOu0

>>61
やっぱ典型的メンヘラだったか・・もっと早く気づくべきだった




62:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:21:30.00 ID:L49qAAFo0

ルームシェアっていいなと思ってたけど、大変なんやな。




65:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:28:05.90 ID:QCiaAUOu0

>>62
人によってはうまくいく人もいるから私たちに問題があったんだと思う。




66:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:28:35.73 ID:QCiaAUOu0

神社は物凄い混んでいた。
あちこち人だらけで人ごみの苦手な私は酔ってしまいそうだった。
物凄い行列に並び、やっとの思いでお賽銭のところに行こうものの人の流れに押されてまったくお参りどころではない。
頭上を小銭が飛び交い、手も叩けない状態だった。
気付くと私だけ後ろに流されてしまい、はぐれたらやばい!って必死で人をかき分けて前に進んで2人の姿を見つけた。

BくんがAちゃんの腰を支えていた。

あ、だからAちゃんは流されないのか。なるほど。
まあこんな人ごみだからつい支えたくもなるよね!そりゃそうだ!
もう私なんで来たんだろう。できれば気のせいであってほしい。というか気のせいだって思うようにしてた。

私たちは流されるようにおみくじの場所に行った。
せっかくだから引いていこう!と3人で引いた。
私は吉で、2人は凶だった。
心底ざまあああああああああああああああああって思った。
でも2人はにっこり笑って「お揃いだねっ☆」って言ってた。




67:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:29:32.82 ID:QCiaAUOu0

帰りの車、Aちゃんは寝た。
Aちゃんが寝た途端Bくんが喋らなくなった。
私がなにか話しかけても「うん」とかしか言わなくなった。
沈黙に耐え切れなくなって、私も寝たフリをした。
家について私が起きた(フリ)をしたらBくんは無愛想に着いたよ、と言った。
そしてAちゃんが起きたらBくんは「着きましたよ、お嬢さん」って笑顔で言った。
あ、気のせいじゃないやって思った。

家に着いて、Aちゃんとは口も聞かずに寝た。
本当に先が思いやられるほど最悪な年明けだった。




68:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:29:34.59 ID:iMsBVZBw0

メンヘラ怖い怖い




69:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:30:31.24 ID:QCiaAUOu0

毎年新年は親戚の家にみんなで集まる習慣があるので、年明けすぐ私は母親の実家に行った。
そこで見た久々の母と妹の顔と親戚中の温かい笑顔を見て私は泣き出しそうになった

でも新年早々みんなを心配させるわけにはいかないので、ぐっと堪えたまま久々に食べる温かい料理を食べていたらまた泣きそうになった。
母に相談しようか迷った。でもシェア生活を初めて1ヶ月も経ってないという後ろめたさでなかなか言い出せずにいた。

そこで私は従姉妹に相談してみることにした。
8歳程年上の従姉妹は私にとってお姉ちゃんみたいな存在だった。
今までこんな切羽の詰まった相談はしたことなかったが、私にはもう従姉妹しかいなかった。
親戚の集まりが一段落して解散した後、従姉妹と一緒に帰りファミレスで話を聞いてもらった。
今までの出来事を泣きながら事細かに全部話した。朝方までファミレスにいた。

従姉妹が言うには恐らくその2人はもう付き合っているだろうと。
なんかもうそんな気しかしないけど
でもなんか認めたくなくって「そんなことはない!」って言ったw
Aちゃんの友達が来た時になんらかのサミットが行われてこの展開になったのだろうと。

そして勝利が見えてるからあえて宣戦布告したんだろうと。
従姉妹の説明には物凄く説得力があった。
でもだとしたら「Bくんも1が好きかもしれないしまだわからない」なんて言い方すごく残酷じゃないか・・。




70:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:31:20.36 ID:EOvW8YIai

俺は一週間泊めただけで漫画読んでる姿にさえイライラして仕方なかったわ
なんかあっても友達じゃあいくら仲良くても強く言えないし、言ったら間違いなく関係悪くなるからなぁ




71:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:32:04.31 ID:QCiaAUOu0

新年の集まりも終わった私はまたいつも通りのバイト生活に戻った。
家では今まで以上にAちゃんを避けたり、口もきかなくなった。
ある日バイトから家に帰るとAちゃんが「またもつ煮を作ったから食べてくれ」と言ってきた。
前はせっかく作ってくれたからって美味しいって言ったけど、今こんな状況で嫌いなもつを食べる気にもならず、
「お腹空いてないから今はいいや」って前Aちゃんに言われた同じ言い方で断った。
本当はペコペコだったけど、なんかもういろいろ疲れちゃって何も食べずに寝ようとすぐ布団に入った。
襖で仕切られたAちゃんの部屋から、声が聞こえてくる。

Aちゃん「うん・・1が食べてくれなかった」
Aちゃん「わかんないよ・・私しか食べてないし・・。」

どうやらBくんと電話しているようだった。
小声で話してるつもりかもしれないけどなんせ携帯のバ●ブの音まで聞こえるレベルだから全部丸聞こえ。
会話を聞いてると「それじゃ私がまるで悪者みたいじゃないか!」とか「私の作ったご飯は全然食べてくれないくせに!」とかつっこみたくなった。

そういえば私はもうBくんとは全然連絡をとっていなかった。別に私からは何も言ったことがなかったから恐らくAちゃんからいろいろ聞いてるんだろう。
きっとBくんにとってもう私は「Aちゃんを虐める悪者」なんだろうなって思った。何を聞くのも怖くて、耳ふさいで布団にもぐって寝た。




72:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:34:24.71 ID:QCiaAUOu0

もうAちゃんの顔や声だけでなく、携帯の受信音や足音、気配にまで敏感になった。
狭い部屋の中でしかもニートと顔を合わさないように過ごすのはすごく難しかったし変に気を使って疲れた。
ある日家に帰るとAちゃんの姿はなく、代わりに置手紙が置いてあった。
内容は何日か家をあけます。今の生活はあまりよくないからお互い一度距離を置いて考えよう。みたいな感じだった。
Aちゃんがいない生活、ちっとも寂しくなく、むしろ家に帰るのが楽しみだった。
2日めくらいの夜、突然Bくんから電話がきた。

私「も、もしもし」
Bくん「あ、も、もしもし?どうよ、最近。元気?」
私「うん、別に元気だけど。なに急に。どしたの?」
Bくん「いやいや、別に!最近どうかなーって思ってさ!ほら、ルームシェア生活とかさ!」
私「えw別に普通だよ」

今思うとどう考えてもしらじらしい。
Bくんの話し方もなんか下手な演技をしてるみたいだった。
でもこのときの私は久しぶりのBくんからの電話で、少し嬉しかった。
結局大したことも話さず、Bくんもなんだか気まずそうに電話を切った。




74:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:37:03.31 ID:QCiaAUOu0

3日めの夜、高校時代一番仲良しだった同期の友達(Cちゃん)がたまたま連絡をくれた。
もういろいろあって大変だと言ったら、今からそっちに寄るから話を聞かせてくれと言ってくれた。
Cちゃんは近場にいたらしく終電でこっちに来てくれた。
初めて友達を家に招き入れた。(Bくんを除く)
とはいえどもお泊まりとかそんな楽しいものではなく
Cちゃんも次の日朝から予定があるから始発で帰るとのことだった。

そんなときにわざわざ来てくれて、有難い・・と思いながら私は今までに起きた出来事をCちゃんに話した。
人に話したことによって私自身少しすっきりして、Cちゃんもそのまま始発で帰った

次の日の昼ごろCちゃんから連絡がきた。

Cちゃん「さっきAちゃんから電話がきた!」
私「え!なんで!?」
Cちゃん「わかんない・・でも「前に1がCと仲良いって聞いたから」って言ってた。」
私「そうなんだ・・で、なんて言われた?」
Cちゃん「うん・・なんか1のことがわからないって。何を考えてるのかわからないんだけど、なにか聞いた?って聞かれた」
私「え!なんか言っちゃった?」

Cちゃん「いや、なにも聞いてないって言ったよ。ただ・・間違えてうっかり「昨日1の家に行ったときは」って言っちゃったんだ・・ほんとごめん。
そしたら急に声色が怖くなって、「家にきたの?」って言われて、それで口を滑らせたことに気付いたんだけど、もうすでに遅かったよ・・」

Cちゃんは何度もほんとにごめんって謝ってきた。
「家に行ったのに何も聞いてない」なんて明らかにおかしいし勘の良いAちゃんならすぐ気付くと思うけど、そもそも私の同期の友達にまで連絡するとか詮索されてるみたいで怖かった。
Cちゃんに先手を打っていなかったら一体Cちゃんは何を言われてたんだろう。




78:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:38:55.10 ID:QCiaAUOu0

とりあえずCちゃんは何も悪くないしむしろわざわざ少しの時間に寄ってくれたんだからって改めてお礼を言って電話を切った。
その日はバイトだったのでその時間まで私はAちゃんに手紙を書いた。
本人を目の前にすると口下手な私は言いたいことの半分も言えないので、今までの聞けなかった疑問とか言えなかった不満とか思いつくままに書いた。
それを机の上に置いてバイトに行った。帰ってきたらAちゃんも帰宅していたみたいで、ノックして部屋を開けるとAちゃんが私に返事書いてる最中だった。

ちょうどいいやって思ってそのまま話しあいをすることにした。
沈黙がしばらく続いたあとAちゃんが口を開いた。

Aちゃん「そういえば、Bくんから電話きた?」

えっ?ってなった。なんで知ってるの?

Aちゃん「2日めくらいだったかな。1が心配だったから、Bくんに1に電話して様子をみてほしいってお願いしたんだけど」

なんだそれ・・。少しでもBくんが私を心配してくれたんじゃないかと思った自分がすごく恥ずかしかった。
もし仮にそれが事実だとしてもせめて言ってほしくなかった。てかそんなのBくんに聞きゃ一発なのになんでわざわざ私に確認したんだ。

Aちゃん「あと、昨日Cが泊まりにきたんだって?理由はどうあれ相手が留守中に人を呼ぶときは連絡するのがルールだったよね?」

キターっていうAAが頭に浮かんだ。

私は泊まったっていうより寄ってもらっただけで、数時間で帰ったことを伝えたが、家に来たか来てないかが問題みたいで何を言っても無駄だった。
確かにそれは私に否があるので謝った。
けど、じゃあ自分の友達を家主がいない状況で家に留守番させてるのはどうなんだ!って思った。




77:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:38:50.69 ID:qDqpVQhS0

派手で性にだらしない女ってやたら口達者なんだよね
演技がうまいというか……
だから簡単に男が引っかけられる
性にだらしないっていうのは愛に飢えてるってことだからある意味可哀想ではあるんだけど




82:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:41:49.74 ID:QCiaAUOu0

>>77
本当に演技うまかった。今思うとわざとらしいと思うこともあるけど当時はまんまと騙された。


もちろんBくんの話にもなった。

私「前にも言ったけど、私は2人での生活がまず最優先だと思ってた。だからBくんを好きとか嫌いとかは今大事なことじゃないと思った。男絡みは例え一緒に住んでなくとも厄介な問題なんだから
百歩譲って好きになってしまったとしても、それを宣戦布告するのはどういうつもりなの?そんなのギクシャクするに決まってるじゃん。じゃあお互い頑張ろうね☆なんて少女漫画みたいな展開にでもなると思った?」

Aちゃん「なると思ったよ!1ならきっとそう言ってくれるだろうって・・・そう思ってたよ!私はこのまま好きな気持ちを1に言わないままモヤモヤして生活するほうが1に対しても悪いと思った!もし1とBくんが付き合っても私は今まで通り普通に暮らせるよ!」

私「もし本当に2人の生活を大事にしてるなら、好きにならない努力だってできたはずじゃん!彼氏だっているんだし!」

Aちゃん「好きにならない努力ってなんだよ!それって酷くないか!?好きになる気持ちは止められないじゃん!好きになっちゃったんだもん仕方ないじゃん!」

そして話しあいという名の喧嘩が始まった。
かなり感情的になってたから何を話したかあまり覚えてないけど。
ただ私は口喧嘩もあまりしたことがないので、なんか子供の喧嘩みたいになってた。それにひきかえAちゃんは感情的になりながらも割りと冷静に意見を述べてくる。
傍からみたら完全に私が一方的に怒ってるみたいな感じ。Aちゃんも1は子供だなあみたいな口調だった。
まるで勝てる気がしなかった。

そしてしばらく討論した後、ついにAちゃんが真実を口にした。

Aちゃん「Bくんに・・・好きって言われたんだよ・・・」

やっぱり言われてんじゃねぇかクソがあああああああああああああああああああああ




86:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:45:49.64 ID:QCiaAUOu0

いつ言われたのかまで詳しく聞いてないけど、恐らく少なくとも初詣のときには2人は内緒で両想いだったはずだ。
そんな状況でよくあんなしらじらしい宣戦布告ができたもんだ。なんかもう溜息しか出なかった。

私「・・・・もう私出てくよ。2人の前から喜んで消えるから好きにしてください」

Aちゃんから何を話されてももう信用もクソもないし、なんかもう情けないし恥ずかしいしで結局その日は話もまとまらずお互いの部屋に戻った。

深夜、朝早いから早く寝なきゃな~って思いながらもなんだか頭がカッカカッカしてたからか全然寝つけずずっと寝がえりうってた。
そしたらバタン、と玄関のドアが閉まる音がした。どうやらAちゃんはこんな深夜に外に出たらしい。
しばらくしてあ、寝れそう・・って思った矢先に部屋のドアが物凄い勢いで開いてAちゃんが入ってきた。

Aちゃん「1~!ごめ゛ん゛な゛ざ~い!ほんとにごめ゛ん゛ね゛~!!!」

すっごい勢いで泣いて謝ってきた。くっそびっくりした。

Aちゃん「頭冷やそうと思って外を散歩しながら考えてた・・全部1の言う通りだった・・本当にごめんなさい!!
1と一緒に頑張って暮らそうって始めたはずなのに、私見失ってた!別に新しい彼氏を作りたくて引っ越したんじゃないのに!
私なにやってんだろ!1のこと何も考えてなかった!ごめんなさい!」

とにかく泣きながら寝ている私に向かってひたすら頭下げててかなりシュールだった
やっと眠れそうだった私は今なにが起こっているのか頭で整理するのでいっぱいいっぱいで、とりあえず「もうちょっと考えさせてほしい」といった。
でもそうやって言ってくれたことは嬉しい、ということも伝えるとAちゃんは少し落ち着いて部屋に戻っていった。




84:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:44:54.63 ID:qDqpVQhS0

1はAちゃんに弄ばれてるなあ
恋愛の駆け引きゲームの登場人物に選ばれたんだ
それもライバル役でね
お疲れ




88:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:52:53.89 ID:QCiaAUOu0

>>84
Aちゃんはほんとに可愛いから私みたいな喪女はライバルにしてもつまらないと思うんだけどな・・

http://www.amazon.co.jp/dp/4791614569/




85:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:45:14.97 ID:ni2VmOT80

AからいろいろBにちょっかい出した結果でこうなってるんだろうに、
Bから好きっていわれた~とか自分は悪くないアピールじゃんね。
こういう女はホントたち悪いよなあ。




88:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:52:53.89 ID:QCiaAUOu0

>>85
2人がどんなやりとりしてるのかは私はわからないけど、悔しかった

http://www.amazon.co.jp/dp/4408453625/




89:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:53:50.26 ID:QCiaAUOu0

いきなりあんなに謝られるとは思ってなかったのでなんか圧倒されてしまった。
でも謝られたからと言って「も~次から気をつけてよねっ」って話でもないので私の気持ちはあまり変わらなかった。
ただやはり生活始まって1ヶ月未満という後ろめたさが私を邪魔してた。
でも従姉妹に「我慢してこれからも生活するより、1ヶ月で終わっちゃう方がネタにもなるじゃんw」
と言ってくれたので、これがかなり私の背中を押した。

悩みながら生活をしていたが、結局あの夜からも私たちの関係はまったく回復せず、
相変わらずAちゃんとBくんがこそこそ仲良くやってるのも私は気付いていたので、もうそろそろ限界だった
意を決して私はAちゃんに頭を下げてお願いした。

私「もう限界です。この家から出て行かせてくださいお願いします」
Aちゃん「・・・・」
私「私の荷物なんか大したものないし、荷造りして早いうちに出て行くから。」
Aちゃん「2年間頑張るって契約したんだから、逃げ出すのは無責任だよ。私だってこの生活辛いけど2年間の契約だから逃げるつもりはないよ。
どうしても出て行くって言うなら2年分の家賃出してくれないと。」

えっ




96:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:56:00.44 ID:QCiaAUOu0

私「や、私だってできればこんなに早く出て行きたくないよ。恥ずかしいし。頑張るって決めて出てきたんだもん。でも出て行かせるような生活にしたのは誰なの?」
Aちゃん「・・・・わかった。家賃はいらない」

よっしゃー!もう早く出て行くぞー!うっきうっき!
この瞬間はもう嬉しくて小躍りしたかった。

Aちゃんは「1がいなくなったら新しいシェアメイトを探さなきゃ」とか「親戚が荷物置き場にさせてくれれば家賃半分出すって言うからお願いするかも」とか
いろいろ言ってきたけどもうなんか私出てくしww好きにしてくだしあwwって思ってたので適当に受け流してた。
Aちゃんの態度は明らかに冷たくなってたけど、もう2度と顔見なくて済むんだって思ったらなんかもう全然怖くもなくて、
あんだけ気配や足音に敏感になって避けてたのに、Aちゃんがいる前でもがっつがっつ荷造りしてやった。
バイトの合間縫って荷造りしてたんだけど、ある日体調を崩して寝込んだ日があった。
もう今日は1日寝ていよう・・と思ったそのとき携帯が鳴った。すぐ隣の部屋にいるAちゃんからのメールだった。

Aちゃん「今日お昼頃、次のシェアメイト候補の人が内見にきます。少しバタバタするかもしれないのでよろしく」

そのときの時間もう昼の11時。どう考えても急すぎる。
出て行こうにも間に合わないし、仕方ないのでとりあえず気付かなかったフリして寝てようと思った。
まあ私には関係ないし、いっか。って思ってた。




104:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:59:33.62 ID:QCiaAUOu0

しばらくしてドタドタと人の足音と話声が聞こえてきた。
あー内見の人来たんだな~とか思ってたらいきなり私の部屋のドアが開いた。
え!?って思って慌てて寝がえりうって寝たフリをした。

Aちゃん「えっと~ここが部屋でぇ~、クローゼットはこんな感じです~」バタン

いやいやまだ私いるんですけど、服もあるし散らかってるままなんですけど。
Aちゃんは構わずドタドタと私の部屋のものを細かく漁って説明してた。
Aちゃんの部屋も同じ間取りなんだから自分の部屋を見せればいいじゃないか!と思っていらいらしてたら

Aちゃん「この隣が今私が使ってる部屋なんですけど、ちょっと今散らかってて見せられないのですみません」

こうして私は知らない人に散らかっている部屋を見られ、ぐちゃぐちゃのクローゼットを見られ、寝てる姿まで見られたのであった。
さすがに勝手すぎて頭にきたので「非常識すぎる!」ってメールしたら「私も非常識だと思ったごめん」みたいなメールが返ってきた。
なんでもかんでも事後に謝れば済むと思っているんだろうか




92:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:55:41.39 ID:VfZ++xNJ0

でもやっぱり寝れなくて、
私もB君やD君のこと好きだったのにって思って布団に潜り込んで泣いてた


そんで気づいたら寝てるAちゃんを包丁で滅多刺しにしてました


テヘペロ




104:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 22:59:33.62 ID:QCiaAUOu0

>>92
だからD君だれぞw




105:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:00:36.17 ID:iMsBVZBw0

最低すぎ親の顔が見てみたいよ・・・




107:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:01:28.97 ID:QCiaAUOu0

あと追撃でこんなメールもきた。

Aちゃん「あと家賃はいらないってあの時言ったけど、やっぱりもう一度考え直してくれない?お兄ちゃんに今回の件相談したら、
大人なんだからちゃんと契約は守らないといけないし、どんな事情であれ出て行くのなら責任をとるべきだってお兄ちゃんに怒られちゃったよ。
次のシェアメイトが決まるまでの家賃でもいいから、やっぱり払ってもらえないかな?」

私「私が、私自身の理由でやむを得ず出て行くというのならいくらだって払います。どうして私が出て行くことになったのかもう一度よく考えてほしい。
もちろんAちゃんがすべて悪いと言うつもりもないし、甘く見ていた私にも原因はあると思う。
だから私はAちゃんに何も請求しない。戻ってくるはずの敷金も返せと言うつもりはないので次の引っ越し資金にでもしてください
私を無責任だと言うのなら、Aちゃんは無神経だと思います。」

Aちゃん「そうだよね。わかりました。では1の言う通り敷金は有難く貰っておきます。ありがとう」

お兄さんにどういう相談の仕方をしたのかわからんが、きっと自分に都合の良い言い方をしたんだろうと思った。
結局家賃云々の件はもうこれで一切終わりにした。




111:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:03:55.30 ID:QCiaAUOu0

残る問題は大家さんである。

Aちゃんは大家さんとまともに会ったことがない。
1度見かけて挨拶をしたかどうか程度だった。
Aちゃんの中で大家さんのイメージは不動産屋さんに言われたままの型物で怖い人だったらしく、結構びびってた。
私も当初はそのイメージだったが、家賃問題の件で直接会ったとき本当はすごい温かい人だってわかっていたので全然怖くはなかった。

話に行くにあたって、Aちゃんからやたらと長いメールがきてた。
要約すると、「これからのことがあるから余計なこと言わないでくれ」って感じだった。
どうして出て行くことになったのかとか詳しいことは全部なしにして、私(1)が自分の都合で出て行ったってことにしてくれと。
なんだか器用にうまく書いてあったが結局は自分に不利になること言わないでってことだった。
まあもう出て行くしどうでもいっかって思ってたんだが、よく相談していたバイト先の年上のパートさんにそれを話したら

パート「大家さんに先手をうつべき。これじゃあきっと大家さんの前でAちゃんは自分の都合の良いように好き勝手言ってくるよ!
1の話聞く限り、理解のある大家さんみたいだから、先にこっそり大家さんに先手を打たないと!また嫌な思いするなんて悔しいじゃん!」

って言ってくれた。この人自分と一回りも違う主婦のパートさんなんだけど、すごい気の強い人で今回の件を相談したら
「今すぐAちゃんをここに呼んで説教してやりたい」とか言って私以上に腹を立ててくれたんだ。くそ泣いた




123:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:08:09.44 ID:QCiaAUOu0

確かにパートさんの言うとおりだなって思って、早速その日のバイト帰り大家さんに電話をした。
「話があるから都合の良い日を教えてほしい」って言ったらすごい心配してくれて、今からでも会ってくれるというので会いに行った。
近くのファミレスで待ち合わせをして大家さんと合流した。
席に着くなり大家さんは好きなものを食べていいと言ってくれた。
悪いと思って断ると、じゃあデザートでも食べろと言われて、安い小さいのにしようとしたらもっと大きなの頼みなさいって言われて
結局そのファミレスで一番大きいパフェを頼んだ。ペロっとたいらげた。

パフェをたいらげてから、大家さんに今回の件を話した。
一生懸命どうやって話そうか考えながらきたのに、話し始めたらボロボロ泣けてきてうまく話せなかった。
それでも大家さんは黙ってうんうんって聞いてくれた。グスグス言ってる私にコーヒーまで入れてくれた。
大家さんはまったく怒りもせず「辛かったね、よく頑張ったね」って言ってくれた。また泣いた。




120:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:06:34.14 ID:Nckz2aRs0

男の言い分からすれば、1が煮え切らないで
Aが二人きりで酔うまで飲むような人なら惑わされちゃうのはわかる気がする




150:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:39:46.22 ID:QCiaAUOu0

>>120
Aちゃんはきっと男の人には魅力的だと思う。




124:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:09:15.52 ID:ni2VmOT80

大家さん(´;ω;`)




150:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:39:46.22 ID:QCiaAUOu0

大家さんがすっごく良い人で本当に良かったです!こないだたまたま連絡してくれて、心配してくれてました。嬉しかった




130:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:10:18.95 ID:QCiaAUOu0

私が家を出ることをあっさりと承諾してくれた上に
「今後も何かあったら連絡してきていいからね。これからも大変だと思うけど何事も経験だと思って頑張ってね」って言ってくれた。
また改めて2人で話に行くと思うけど、私が今日大家さんと話したことは内緒にしてほしいと言ったらそれも協力してくれると。
物凄く心強かった。こんな大家さんと出会えて、初めてこのアパートに住んで良かったと思った。

いざ大家さんと2人で話しに行く日
1度先に話したから気持ちは楽だったけど、それでもやっぱり少し緊張してた。
Aちゃんとの待ち合わせ場所に着くがAちゃんはなかなか来ない。
しばらくして楽しそうに電話をしながらAちゃんが前を通過した。
話の内容的に恐らくBくんだろうと確信した。もっと緊張してると思っていたのに、なんだか私の方が緊張してるみたいだった。
結局Aちゃんは一回家に戻ってから行くと言って少し遅刻して現れた。




131:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:10:35.82 ID:hRNcpc//i

>>1の周りはいい人ばかりだな




150:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:39:46.22 ID:QCiaAUOu0

>>131
私は本当に周りに恵まれました。Aちゃんに唯一自慢できるのはそこだと思う




134:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:18:16.83 ID:QCiaAUOu0

大家さんの前では説明をほぼAちゃんに任せてた。
というかAちゃん無双って感じでひたすら喋ってたので私は隣で黙って聞いてた。
大家さんもまるで初めて聞きました!みたいなリアクションとってくれれて「大家さんGJ」って思ってた。
知ってる話なのにわざわざ怒った感じにしてくれたり、ときどきちょっと下手な演技っぽくてそれが可愛かったw
一通り話して、改めて出て行くことを承諾してもらった。

話しあいが終わったらすぐ大家さんに電話してお礼を言った。
3人で話してるときはちょっと怖い大家さんを演じてくれてたけど、電話した大家さんはやっぱり優しかった。

この時点で私の荷物はすべて運び出していたので、大家さん家を出た時点でそのままさようなら。
あんな本気の「さようなら」を言ったのは初めてだった(笑)

貸してたDVDを失くされたが、もう2度と会いたくなかったので見つかってもいらないって言った。
今ちょっとそのDVDが見たくて困ってる。




135:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:18:51.71 ID:QCiaAUOu0

以上で1ヶ月で破綻したルームシェア生活の話しは終わりです!
なんだただの喧嘩じゃんって思われるかもしれないけど、私にとってはただの喧嘩で済まなかったんだ・・
たった1ヶ月だったけど、死ぬほど長い1ヶ月でした。
私も自分の悪いとこたくさん自覚できたし、本当どうしようもない黒歴史になったけど、良い経験だったなって思ってる。

今は親戚の家に頭を下げて居候させてもらっています。
その生活は生活で結構辛いこともあるけど、あの毎日に比べたら安心して寝られるだけずっと幸せです。
親には案の定呆れられた。でもまだまだ子供だってことを実感して少し大人に近づけたと思う。
貯金はごっそり無くなってしまったけど、高い授業料だったと思って割りきって、今また貯め続けてます。

Aちゃんのその後は詳しくわからないけど、共通の友達から聞いた話だと、
「1の好きな人が自分を好きになってしまったので1が嫉妬して出てった」って言いふらしてるらしい。
まあwww間違ってはないから何も言えないんだけどwww
私の友達はそれだけが理由じゃないってみんな理解してくれてるし、別によく知らない一部の人になんて思われてもいいから気にしてない。

Bくんとはまだ仲良くしてるみたい。

今の目標は1年後に今度こそ自立して一人暮らしをすること!

長い話を読んでくれた方本当に感謝してます!ありがとう!




137:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:21:57.32 ID:1Vv6IeZ00

胸糞悪いな




153:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:42:46.05 ID:QCiaAUOu0

>>137
胸糞悪くてごめんなさい。でも個人的にはすっきりしました!




138:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:22:43.85 ID:wcOfgr7G0

おつかれさま
1と友達になりたいなーと読んで思った
1が平和に暮らせますように。




141:名も無き被検体774号+:2012/01/21(土) 23:23:52.34 ID:3qWPx9me0

ルームシェア憧れるよね
でもやっぱ風呂上りに裸でうろうろできる一人暮らし最高だよ
1がんばれ超乙




160:名も無き被検体774号+:2012/01/22(日) 00:14:28.12 ID:F6imYO4Ii

>>1お疲れ様楽しかったノシ




162:名も無き被検体774号+:2012/01/22(日) 00:15:33.88 ID:F6imYO4Ii

>>1お疲れ様楽しかったよ!
これから>>1が幸多き人生歩めること願っとくぞ!ノシ





3 件のコメント:

  1. これは>>1も相当めんどくさい性格だな

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  2. 話を進める前にルームシェアの失敗談とか読まなかったのかな? ネットにいくらでもあるのに。異性を部屋に呼ぶのは禁止とか、そういう協定にすれば良かった。

    あと、1はBを紹介したのは不味かった。友人に紹介したら裏切られるなんて、いろんなドラマでも良く聞く話。

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